平準化の課題解決 ー 成功要因の質

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はじめに

会社の0→1を経験すると実感することの一つに「平準化の難しさ」は無いでしょうか。私自身今もベンチャー企業の幹部として働き、小さいものを数えると半年ごとに新規事業をやっています。すぐ撤退するものも含めると盛らずに四半期に一つくらいです。

目の前の仕事が上手く行っているときこそ、中長期の課題に取り組むこと。それを怠惰した瞬間に大切な人たちとその周りの人たちにも迷惑をかけること。それらを心から真剣に考えながら仕事をしていたら、おのずと新規事業の経験が沢山出来ました。今日のお題である平準化の課題解決ですが、これは新規事業に絞った話では無く、規模を大きくしようとしているプロジェクト全てに関係がある内容にしています。

 

 

平準化とは?

ここでいう平準化は「属人化している作業を皆が出来るようにすること」と置いています。その中に「マニュアルを作成する」ことや「システムを開発する」こと「研修動画を撮影する」などこれらは全てアプローチで、それをすることでチーム全体の生産性を上げる事が目的になります。

失敗原因と成功要因

ここはプロジェクトの規模によって全くアプローチが違います。元からスキームがあり、一定の成果が出ているプロジェクトチームは失敗原因と成功要因の両方を洗うべきです。例えば雨の日は効率が下がる、休み明けは効率が上がる、など小さいことも含めて失敗原因と失敗要因を洗い、その背景にある理由を見つけ出します。そうする事で「なぜ成績が良かったのか」「なぜ悪かったのか」の本質が明確に見え、新しくルールを作る事が出来ます。これが平準化です。

ただ新規事業の場合は成功要因メインでよいと思います。というのも、失敗原因が多すぎて本質の特定が難しいからです。いくら列挙しても「商材」なのか「仕組」なのか「人材」なのか、無限の原因と戦う事になってしまいます。

それより「上手く行った日の特徴」を掴むことです。「昼より夜の方が生産性が高い」や「少人数の日の方が成果が上がる」「前日に飲み会をすると成果が上がる」など、どんな小さい事でも集める事、そして最も可能性が高い要因を再度行ってみるを繰り返すことでそこでルールが出来て標準化が進みます。

「なぜ癖」を付ける

標準化につながる原因/要因を見つけるためには常に「標準化のアンテナ」を立てておくことが重要です。プロジェクト内で何か小さい成功が起きた時その情報を確実に拾い上げる事が出来ないと、中々標準化が進みません。特に平準化の経験が少ないメンバーが多いプロジェクトは誰かが上手く行っても目の前の目標に追われて「成功要因」を拾いそびれてしまう事が多いです。 

この記事で伝えたいこと

どの組織でも行われている標準化、もし全て上手くできていたら経済はもっと良くなりますよね。「そして〇〇すれば標準化できる!」というノウハウが世の中で出続けていることを根拠とすれば「確約された方法論は無い」という事が分かると思います。私自身、今この時も標準化の壁に当たり続けておりますが、日が経つごとに徐々に形が形成されている実感があります。そしてこれがもう少しで「スキーム」や「ノウハウ」という言葉になって会社や業界、市場に出回るようになります。何かスキームやノウハウを学ばせていただくときは、そういった背景にあるストーリーまで感じて、リスペクトを持って挑みたいものです。

 

最後に

「標準化」と一括りにしても、短中長期で区別して考えると全くアプローチが違いますよね。そう考えると「標準化」というアプローチを「どの課題解決に向けて行うのか」を明確に決めて、PDCAを回し続ける事が大切だと感じます。今月も残り約1ヵ月、今年の学びは今年中に全て形に落とし、来年も全く違う課題にお互い取り組んでいたいですね。