はじめに
成功のベースに熱量は間違いなく必要であり、忍耐力も必要です。ただ、「ひたすらに頑張り続ければ成功する」という考え方は危険だと思います。
今回はせっかく努力するなら皆成功して欲しく、そして自分自身の成功の整理のためにも、問う内容を記事にしていこうと思います。
ただひたすらに努力するだけでは成功しづらい件について
まず前提として熱量が必須
ただひたすらな努力は非効率と言っても、ベースとして「大きな熱量」は必須条件です。何を行うにも一生懸命がベースですよね。同じレベルの人間がいて、一生懸命する人とそうでない人とでは、個々のアウトプットも変わりますし、周囲の協力性も変わります。なので、まずベースとして大きな熱量がある事が大前提になります。
諦めない心も必須
また当たり前ですが諦めない心も必要です。諦めない心と言うのは「誰もが諦めてしまう屈強でも、負けない心」の事です。大体の人がある程度は我慢し、きつくなったら壁を避けるという行動をとる人が多いです。ただそれでは「忍耐力」とは言いません。
諦めない心と言うのは、ただひたすらに、成功するまでやり続けるという決意の事を指します。ただやり続けるだけでは成功しませんが、やり続けるという意思決定は必要です。
過去の成功体験にある背景
ここから本題に入っていきます。ただやり続けて成功できるという事も、実は多くの人が経験しており、それは学校などの経験です。例えば「学校を卒業した経験」。これは努力しているように見えますが、先生や親のサポートがあり、卒業できるように誘導してくれたから得られた成果ですよね。
他にもいろいろなゴールを全員が経験しており、それぞれ自分が努力を仕切らなくても社会の仕組みでゴールを迎えているという事が大半です。ここが本質的な問題となり、今やり切る事が出来ない人材が増えている原因にもなっています。
能力が高まるとは
努力を行う理由は「能力を高めるため」です。自身の能力を高める事でアウトプットの質を高め、自分の得たい成果を得られる可能性を増やします。それではこの「能力を高める」という事は具体的にどういう事か、ここのポイントを押さえるだけで努力の方向性を正すことが出来ます。
能力が高まるとは「出来る事が増える」事を指します。仕事をする上で「知っていること」は意味をなさず、「自分にできること」をいかに活用するかがポイントです。この「自分にできること」を以下に増やすか、すなわち「自ら行った行動から、結果を出すことが出来た経験」が必要になります。
成功体験の積み方
「結果を出す成功体験」を積むことがポイントですが、実は既にどの人でも簡単に積むことが出来ます。その方法は「振り返り」を行う事です。
例えば「昨日でた結果」と「そのために行った行動」を振り返った際、必ずそこには因果関係があります。そして「昨日の結果」は少なからず「失敗」では無く、それよりマイナスの結果と比べれば「成功」です。例えば100点と比べた70点と、50点と比べた70点のような考え方です。
このように振り返りを行い「行動と結果を紐づける」ことで、たとえ小さい結果であったとしても、自分の行動が結果に紐づいていることを理解できます。これが成功体験です。
振り返りを行って、出来る事を自覚する
つまり、今から意図的に結果を出すわけでは無く、過去に出した結果とそのための行動を紐づける事で小さな成功体験を積み、自分が「できること」を事実ベースで自覚をすることで「できること」を増やしていきます。前だけ向いてひたすら走るより、しっかり振り返って一つ一つ身にしていく事が、能力アップのコツです!
最後に
多くの人をマネジメントしていると、日本教育の課題は「自己肯定感」である事を痛感します。皆自信が無い(笑)仕事と教育を通じて日本ビジネスを活性化できるように、今日も明日も励んでいきます!それでは、最後までお読み頂き、ありがとうございました!
Written by 佐々木太一
1.2021.04.20
2.2021.09.26