佐々木ライフハック

~慶通生の備忘録を綴る~

「目標未達」は「謝罪」するべき? ー 「申し訳ございません。」から始まる報告会について言及してみる

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こんにちは、佐々木太一です。
 
今回の記事はどんな企業でも良くある光景「報告会」、こちらで目標未達成を報告する際に「謝罪」が必要かどうかについてです。
 
皆様はどうでしょうか?報告会で目標未達成を報告する際、最初に謝罪の言葉を入れますか?
 
ここについて私の持論を踏まえて、考察を述べていきたいと思います。
 

「目標未達」は「謝罪」するべき?

そもそも報告会の目的とは?

まず報告をする場である「報告会」は何のために行うのでしょうか?それは「結果の完了」と「約束」のためです。
 
仕事は決められた期日までに決められた結果を作る事が求められており、過程はほとんど考慮されません。(道外れな行動や、誰かに迷惑をかける行為は除く。)
 
報告会ではそれまでの進捗や、このままいった場合の着地予想、ギャップがある場合は課題と解決策、そして次の報告会までにどのような結果を作るのかを約束するために行います。
 

責任者の仕事とは?

報告会に出席する責任者は、いわばその組織の代表として報告会の場に出席しています。そこには多くの部下、部下の部下、新人さん、またクライアントや顧客など、その部署に関わる全ての代表として、その組織が上手くいっている事を上にアピールすることが、責任者の仕事です。言い訳したり、部下を非難したり、市場を攻めたり、自己防衛に走る管理職は論外ですね。
 
そのように様々なリソースを動かす権限を与えてもらっている責任者は、自分の権限の中で、または自分から要望して更に権限を増やしてもらって、求められている結果まで組織を持っていく事が仕事になります。
 

「達成」「未達成」に対して能力が及ぼす影響は小さい

数多くの報告会を見学し、私自身も参画してきた経験から言えることは、目標達成するために必要なのは能力ではなく思考回路という事実です。
 
何年も同じ会社に勤めるベテランよりも、入ってきてすぐの新人の方が目標達成率が高いことはザラ。その道のプロとして転職をしてきた人も、全然結果が出ないという状況も良くあることです。
 
なぜ能力があるのに目標を達成できないのか、逆にいつもどんな仕事でも目標達成している人はなぜいつも達成できるのか、少し俯瞰して考えてみると進むべき方向が見えてきます。
 

「目標未達」に慣れてはいけない

今回のお題の結論に迫ります。まず目標未達成に対して謝罪の有無は、間違いなく「謝罪するべき」です。大前提として目標未達成の回数が多い組織程、謝る習慣がありません。これは俗にいう『負けグセ』です。
 
8割以上が目標達成している組織での未達は目立ちます。そして周りがどんどん達成している中で自分が未達ペースになると焦ります。周りに沢山の成功要因が転がっているので、必死に探せば何かしらヒントが見つかります。そして目標達成が出来るようになります。これが目標達成者を増やすためのルーティーンです。
 
つまり「謝るか謝らないか」という点が本質ではなく、『未達成である事に違和感を感じなくなる』という状態に陥る前に、報告会に参加する代表の方々が、気付き、改善しなければなりません。
 
100を狙って未達90より、目標を80に落として90で達成た方が、翌月の伸びが違います。やはり「達成している組織」にいるスタッフは自信が芽生え、達成を継続することで強いアイデンティティが形成され、それがまた達成を生むという良いルーティーンにはめる事が、我々マネージャーが組織を運営していく上で大切な事になりそうです。
 

『「目標未達」は「謝罪」するべき?』まとめ

結論、目標未達は自分のためにも依頼者に謝罪しましょう。「自分は未達に終わるべき人材ではない」このアイデンティティを固く形成し、翌週翌月は絶対に達成させることです。
 
人は慣れる生き物なので、良くも悪くもどんな状況や環境にも適応します。我々責任者はどんな状況においても、難題と呼ばれる課題も仲間と共に達成していかなければなりません。
 
今後更に大きな課題に取り組むためにも、まずは目の前の目標、もし未達ならしっかり謝罪。2週間連続で謝罪など絶対に無いように、ふんどし締めて、前進していきましょう!
 
それでは最後までお読みいただき、ありがとうございました!
 
Written by 佐々木太一
1.2021.07.28