こんにちは、佐々木太一です。
今回の記事は「組織の生産性を保つために、日頃から伝え続けた方が良いメッセージ3選」についてです。
私の主なキャリアは営業職ですが、その過程で主に人事、他総務、またバックオフィスの責任者を兼任した経験もあり、様々なKPI管理をしてきました。その中で常に上がる課題が「組織の生産性」について。ここを向上させていくためのアプローチは若干異なる部分がありながらも、メッセージする内容はほとんど同じです。
そこで今回は、どんな組織でも生産性を一定上で推移するように人をマネジメントする上で、どのようなメッセージをしていけばよいか、考察して行こうと思います。
組織の生産性を保つために、日頃から伝え続けた方が良いメッセージ3選
4つの自信(当然意識)
まず一つ目は4つの自信についてです。
()で当然意識と書かせて頂きましたが、これは「我々が販売している商品は世の中のためになっている」という大義名分を心のそこから理解し、お客様の対応をする際に自信を持って行えているかどうかという点で判断します。
4つの自信とは、販売している商品、今自分が行っている職業、自分が勤めて一緒に働いている仲間・会社、そして自分に対する自信です。
それらがしっかりと構築できれば、「自分がしている事は正しい」と心の底から思えるようになり、目の前の仕事に集中が出来るようになります。
逆に底の自信が無いと「今のままで良いのか」「お客様のためになっているのか」等、本来悩む必要の無い課題に時間を使い始め、やるべき行動への集中力が低下してしまいます。
マネージャーは常に4つの自信についてメッセージをし続け、マインドが落ちないようにコントロールする必要があります。
お客様のペルソナ
次にお客様のペルソナです。
「どんな人でも絶対に使った方が良い商品」というのは極一握りで、基本的に商品はあるターゲットに対して開発・販売されます。
それが商品の自信をつけすぎると「本来販売しなくても良い」お客様へアプローチを考えたり、商品設計を変更したりする動きが出てきます。これは、時間のロスです。
常に従業員に対してマネージャーは、我々のプロダクトがどのようなペルソナのお客様の役に立っていて、更に貢献するためにはどうすれば良いか。という考えるべき課題を示し続ける必要があります。
自社の考え方・バリューについて
プロはモチベーションに左右されずに結果を出しますが、世の中の社会人、全てがプロという事はありません。むしろ若い組織をマネージャーであるほど、仕事で自立できてない大人が多いという点に気付くはずです。
仕事に向き合う姿勢、熱量は常日頃マネージャーから発信される、自社の考え方に対する共感度合い、またバリューとしている点への共感度合いでほぼ決まります。(後は成績が出ないことが続くと将来のイメージが出来なくなりモチベーション低下に繋がる事があります。)
常日頃から考え方やバリューを発信する事で、共感するメンバーは更にコミットし、そうでないスタッフは離職するという、ある意味人材精査の役割も果たすことが出来ます。
逆に日常から発信せずにいると、会社の考え方やバリューに共感していないスタッフまでも離職せずに残り、結果として教育や管理のコストがかさんでマネージャーを苦しめる事になります。つまり、人材の精査は立派なマネージャーの仕事です。
スキル
最後に念のため記載すると、個々のスキルも大切です。ただ、スキルについては別の記事で触れさせて頂き、本日のまとめに入りたいと思います。
まとめ
今回はスタンスやマインドの形成に重きを置いて記事を書きました。最後スキルに言及しなかった理由として、スタンスやマインドが形成されていなければ、スキルを使いこなすことが出来ないからです。
例えばいくら野球が上手くても「勝つ気」が無ければそれが生かされないのと同じ。仕事に向き合うスタンス、絶対達成するというマインド、それぞれをしっかり形成した上でスキルを身に付ける事で最大限スキルを活かすことが出来るようになります。
また別の記事で、スタンス/マインドが形成された組織へのアプローチ方法について、まとめて行ければと思います。
それでは、本日も最後まで読んで頂き、ありがとうございました!
Written by 佐々木太一
1.2021.07.30