おはようございます!佐々木太一です!
本日は最新のサウナ本『自律神経の名医が教える!サウナのトリセツ』の書評をしていきます!当ブログの企画でサウナを好きになろう企画をしておりまして、何回もサウナに行くよりも、理屈で頭に良さを落とし込んだ方が行動が促進されるとは判断し、現在サウナ本を読み漁っている最中です。
その中で、一番新しい書籍として読んだ本書ですが、今のところ、一番良いです。
と言うのも、著者がまず「腸のスペシャリスト」であること。巷では『第二の脳』と言われている腸ですが、本書内で著者は、『脳は第二の腸』が正しいと言葉を残しており、その背景など非常に興味深い内容となっています。
そういった医学的側面もふんだんに散りばめながら、メインとなるサウナの有効性について「これでもか」というほどに紹介されていますので、早速書評に移っていきます!
【書評】自律神経の名医が教える!サウナのトリセツ
著者
小林弘幸(こばやしひろゆき)氏
順天堂大学医学部教授。日本スポーツ協会公認スポーツドクター。1987年順天堂大学医学部卒業。ロンドン大学付属英国王立小児病院外科、トリニティ大学不足医学研究センター、アイルランド国立小児病院外科での勤務を経て、順天堂大学小児外科講師・助教授を歴任する。自立神経研究の第一人者として、プロスポーツ選手、アーティスト、文化人へのコンディショニング、パフォーマンス向上指導に関わる。また、順天堂大学に日本初の便秘外来を開設した”腸のスペシャリスト”でもある。
目次
プロローグ なぜ、サウナで自律神経が整うのか?
Part1 名医が認める!サウナの絶大な効果
Part2 医学的に正しい本当のサウナの入り方
Part3 血管だけじゃない!サウナがもたらすトータルケア
Part4 教えて小林先生!サウナの疑問Q&A
あとがき
要約
本書の軸は『健康=血流が良いこと』というもの。サウナ→水風呂→外気浴のルーティーンで自律神経が刺激され、血流が良くなることで体のあらゆる機能が活性化されることで体調が良くなることを説く。また腸への血流が増える事で、栄養の取り込みから不要物の排泄までの流れを促進し、それによる全身への影響も紹介されている。サウナの入り方においては、著者が実際に行っている「7分サウナ→水シャワー」の流れが紹介され、サウナ中に行う呼吸法「3・6呼吸法」、サウナルームの中で行う「サウナ・ストレッチ」が紹介され、サウナに入るタイミングも太陽の周期に基づいた「サーカディアン・リズム」を推奨するなど、医学を織り交ぜた説明は納得度の高い内容になっている。
感想
本書を読むと「サウナに入れば、全身健康になる!」と言わざる負えなくなる。そのくらい内容が網羅されており、「肌のターンオーバー」等耳にしたことがある用語も登場する。この手の書内には常に書かれている通り「サウナに入ること」と「軽い運動をすること」は同じような効果が得られると、本書を読んでいると感じる。つまり「サウナ」という限定的なものではなく、「血流を良くする」事で体に起こる良い変化と「腸の働き」、サウナを「より効率よく健康へ結びつけるための工夫」がまとめてあり、健康志向の私にとって、『サウナ入った方が良いな。。。』と心から思わされる内容だった。
最後に
サ活中に名著に出会ってしまった思いです。感想に記載した通り、本書を読むことで血流が良くなることで起こる体への影響が理解でき、『サウナ、いいな』と思っています。
既に習慣的に入っている方はより効果を高める工夫を、私と同じようにサウナの良さが腹落ちしていない方は基礎知識を、本書で補填していただく事をお勧めします。
それでは、最後までお読み頂き、ありがとうございました!
Written by 佐々木太一
1.2021.09.08