佐々木ライフハック ~犬のように生きる~

一途に学び、働き、遊ぶ。そんな社会人学生の日常を綴ります。

自信を無くした部下の自己肯定感を高める会話術 ー 人材育成の土台は自己肯定感であるという持論

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こんにちは、佐々木太一です。
 
本当に能力があるし、絶対結果を出せるのに、自信を無くしている部下。マインドが問題で結果を出せてない部下、本当にもったいない。でもそうなっているのは全て上司が原因であり、環境そのものを変更できるからこそ、そこは修正しないといけない点ですね。
 
私の持論ですが、マネジメントをする上でまずやるべきは「部下の自己肯定感を高める事」だと思っています。まだまだ少ないマネジメント経験ですが、恐らくここを構築する事で仕事に前向きな姿勢を築け、かつキャリアアップ思考を構築できたという経験が多いです。
 
自己肯定感は思考回路の変更で徐々に身に着ける事は可能。魔法のように超回復とはいかなくても、確実にプラスの方向に働かせる方法は少なからずあります。今回はそんな「部下の自己肯定感を高める」ための会話術を経験をベースに紹介させて頂きます!
 

自信を無くした部下の自己肯定感を高める会話術

承認の種類を知る

まず自己肯定感を高めるためには、部下が部下自身の何かを認める所から始まります。それを行うためには、上司である我々が「承認の区別」を持つ必要があります。
 
承認の区別とは、「存在」「意識」「行動」「結果」の4種類。これらのどの部分を承認することが部下の考え方にマッチするかを的確に把握して承認を行う必要があります。
 
「最大の承認は自己評価にぴったり合った評価を与える事」有名な金言です。まさにその通りで、部下本人が自分のどの部分を承認出来るのか、会話の中から探って、もしくは潜在的な部分を上司が見つけて承認をすることで自己肯定感を高めることが出来ます。
 

他者比較を辞めさせる

自己肯定感が低くなる一番の原因が他者比較です。特に同期、年下。そういった対象と自分の成績を比較したときに「劣っている」という点を気にする人が非常に多いです。
 
その際伝えると効果的なのが「評価されているのは自分の結果のみ」であり、他者と比較した位置に関しては評価の対象にはならないという事を伝える事です。
 
最近の若い人は特に「比較」をしたがります。またすぐに結果を求めたがります。ただ実際のところ、20代のうちに比較してもそこまで大きな差はなく、人生かけてまだまだ挽回できるレベルですよね。それにも関わらず「自己研鑽」より「比較」を優先するがあまり、本来するべきことに時間を使えていないという事が本質。
 
他者比較を辞めさせ、昨日の自分と今日の自分を常に比較。一つでも出来る事を増やすことに全力を注ぐように伝える事で、少しずつ部下は「成長実感」を覚え、自己肯定感が高まっていきます。
 

悩んでいる事自体を承認する

これは本当の話ですが、悩んでいること自体承認するべき対象です。「成長したい」「自分はもっと出来るはず」という思いがあるという事は、これから伸びしろがあるという事。自信を無くしてしまった部下は、その素晴らしさすら気付いていません。
 
我々上司も小さい事に悩み、解決し、成長してきている以上、「悩みを乗り越える経験」は様々な能力を育てる上でとても良い経験ですよね。そのことを勘違いが無いようにしっかりと部下に伝え、解決のヒントまで与える事が出来れば仕事完了です。
 
悩んでいる=今までより高い壁を乗り越えようとしている=それに挑戦できるほど前進してきているという風に解釈すれば、『自分は成長出来ているんだ』という事に気付き、自己肯定感が高まっていきます。
 

人間そんなに優秀ではないことを自覚させる

次のアプローチとして、「そもそも人はそんなに優秀ではない」事を伝えることも有効です。自信がなくなる=本来出来ると思っている事が出来ない経験をする という一つの過程がありますが、そもそも「本来出来ると思っている」基準が高すぎます。
 
そんなに努力もせずに一流の結果が出ると勘違いしている部下、ある程度の努力で結果が出ると思っている部下、成功者の真似をするだけで結果が出ると思っている部下、様々な部下がいますが、全て希望的観測ですよね。(私もそんな時期が長くありました(笑))
 
簡単に成果が出るほど天才で無いから誰かに雇ってもらっている訳で、その働き方しか選択できない自分が、何事も簡単にクリアできるとは思わない方が良いと。ただ、努力を続ける才能があるからこそ、目の前の壁としっかり向き合う事さえすれば、必ず達成できるようになるという事を伝えて下さい。
 
目標と向き合う=正しい課題が見える=努力は出来る ⇒ 少なからず結果が付いてくるので、サポートすれば自己肯定感を高める事が出来ます。
 

まとめ

他にも細かいマネジメントは沢山あります。組織を活性化させるためには、やはり一人一人の自己肯定感を高め、全員が前向きに業務に取り組める環境つくる事が大切ですね。言葉で言うのは観点でも、私含めてなかなか実現するのが難しいですが、諦めず一人一人と向き合っていきましょう!お互いの畑で業界基準かえれるほどの結果を出すことを願って!
 
それでは、最後までお読みいただき、ありがとうございました!
Written by 佐々木太一
1.2021.08.04