おはようございます!佐々木太一です!
今回もマネジメントの失敗談についてお話していきたいと思います!題名にある通り、昔自分の部下で退職した従業員と食事に行くことなどもあると思うのですが、その際私は「ぶっちゃけどうだったのか」を参考に聞くようにしています。
そうするとですね、出るわ出るわ見えてないところで湧いてくる大量の不満。不満はあって良いのですが、それらの根本原因は何なのか、どうすれば改善できるのか、今も行っていないか、確認することが山ほどあります。
そこで今回はその部下から聞いた話の中でも特に衝撃的だった、「佐々木さんに見捨てられたと思っていました」という女性社員からの言葉と共に、そのストーリーをお伝えしていきます!皆さまが同じ失敗をしませんように。
「見捨てられた」と感じるマネジメント
結果主義で逆算思考
組織を運営していく以上、利益を担保することが責任者の責務です。それもあり私はメンバー全員に、「得たい結果から逆算して行動をする大切さ」について日々語っていました。それによって能力があるメンバーは思考が整理され、今までよりも更に活躍するようになっていきました。
一方でまだ能力が足りない従業員は「結果を出さないといけない」事は分かってはいるものの、思うように結果を出せません。そんな時な「何が悩みなのか」「何が障壁なのか」をヒアリングして、随時アドバイスをするようにしていました。
ドンドン成長する自立した社員
そのような取り組みで組織運営を行うと、当然能力があって結果を作れるメンバーから迷いがなくなるため、どんどん結果が出るようになります。また結果を出して部下を持つことでその部下も同じようなマインドで成長をしていくため、業績は右肩上がりです。
一方中々結果が出ないメンバーに関しては、中には結果を出せるメンバーがいてもほとんど継続的な結果は出せない状態。目標達成率も70%~90%のあたりを行ったり来たりしている状態です。
結果が出せる社員は立場も高くなり自分の部下を持ち始めるため、同じ時期にスタートした同期に仕事のコツを教えている時間などは無く、教育担当から全員が教育を受けている環境でした。
私がいなくても成長する自立した社員
自立した社員が成長したのは実際私の教育に要因は無く、自分で調べて検証して、改善を繰り返して正解を見つけるプロセスを、本人が自主的に行えるという点にあります。そういう人材は基本どんな上司の下でも成長することが出来、いずれ器の小さい上司を抜いて立場を上げていく現場を数多く見てきました。
つまり自立した社員が結果を出している間に、自立できていない社員をどうやって自立させるかを考えなければならないのです。
未成年で稼ぐ力が無い子供を一人暮らしさせないように、仕事で結果を出せない従業員をそのまま仕事をさせても良いことは一切ありませんよね。「本人のせい」とも言えない状態なので、管理者が頭を悩ませるところです。
足りなかったメッセージ
そんな仕事環境の中でぽつぽつ辞めていく社員がいますが、今回食事をしたのはその時に退職した内の一人です。
その時の心境を彼女に聞いたところ、「佐々木さんは結果を出している人にしか興味がないと思っていた」「代わりはいくらでもいるような気がした」「必要とされていないと思った」という事で、聞いた瞬間は背筋が凍る思いでした。
上記の文章からも分かる通り、組織を結果が出せる人中心で考えていた私は、結果の出ない社員に対して気を遣っているようで一切伝わっていなかったようです。むしろ「代わりはいくらでもいる」と口にしてはいないものの、そのように伝わってしまっていたというのは反省点です。
『共に成長しよう』という寄り添うメッセージがどれだけ足りなかったのか。改めて考えさせられる食事でした。
冷たいマネジメントまとめ
ここまでの話を読んで何を感じるか。既にマネジメント経験がある方であれば、映像と共にその状況が目に浮かぶのではないでしょうか。一度した失敗を繰り返さないことが大切なので、日々の言動を振り返り、根本原因を改善できるように動いていきましょう!
最後に
マネジメントの話題がいつも部下教育の話になるのは、きっと自分がそこに重きを置いているからです。上司が部下に与えられる有益は『成長』の一択であり、「評価」や「給料」は私ではなく会社が与える有益です。
「いかに成長させることが出来るか」が上司が最も悩まなければならないポイントだと思うので、今後も部下教育の課題については沢山記事をアップしていきます!似たような記事が増えても、毎回学びだと思ってお付き合いいただけると嬉しいです!
それでは最後に、前回もお見せした書籍をご紹介します!