佐々木ライフハック

~慶通生の備忘録を綴る~

【学生向け】マネジメント力を上げる方法 ー 今の時代に必要とされているマネジメント力を向上させるためには?

f:id:Taichi_Sasaki:20210227173501j:plain

はじめに

私の会社では「長期インターン」の募集を長く行っており、そこでは「就活の悩み」や「社会人のスタートダッシュへの工夫」等、様々な成長動機を耳にすることが出来ます。そんな環境にいると、もし我々大人もずっと同じ温度感で成長に向かって努力したら、ビジネス界はどれだけ変貌するかと希望を感じてしまうほどです。

 

本記事の内容

今回はそんなインターン生から良く相談を受ける「マネジメント力」について書いていこうと思います。学生の思う「マネジメント力」と社会人の「マネジメント力」はそもそも意味が違うケースも多いので、今回は定義付けから、それの身に付け方まで全て解説して行こうと思います。

 

『マネジメント力』を向上させるためには?

マネジメント力とは?

まず初めに「マネジメント力」について定義をする必要があります。よくある勘違いが「マネジメント力」=「人の管理」だと思っているケースです。この解釈は正しいとは言えません。

「Management」の「Manage」とは『どうにかする』という意味です。 マネージャー=どうにかする人=目標達成が困難な状況下、そこからあらゆる手を使って目標を達成させる人 という意味になります。

目標達成をさせるために必要なのがヒト・モノ・カネ・情報という『経営資源』と呼ばれるもので、そのうちの一つ”ヒト”の管理が、そのままマネジメントの意味と勘違いを起こしているケースが多いです。

ただ今回の記事を作成した意図として、この「ヒトのマネジメント」について、学びたいと考えている学生さんは間違いないく多いので、今回の記事は「ヒトマネジメント」に特化した内容で情報を共有しています!

 

人マネジメントの目的

それでは「ヒトマネジメント」を行う際、最終的に目指すべきゴール地点を明確にしていきます。経営資源の中でヒトはどのような目的で存在するのか。そこから逆算して考えていきましょう。

出勤時間の増加

まずは出勤時間の増加です。一般社員は週40時間の出勤が保証されているケースが多いですが、学生やアルバイトの方はシフトが自由に組めることが多いですよね。その場合、月に50時間いつも出勤していた人を月100時間まで増やしてもらう。それは立派なヒトマネジメントです。

 

離職率の低下

ヒトを管理する際、最初からパフォーマンスが高い人と言うのは稀です。みんな「学びたい」という目的で働きに来るので、そもそも「出来ない」から勉強しに来ています。

ただ人は感情で動く場合も多く「学びたい」という欲があっても1ヵ月間成果が出ない日々が続くと「向いてない」等の理由で離職する事が多いです。学びたい=できない=成果が出ない のは前提としてある人は問題ないのですが、ほとんどの場合「簡単に修正できる」と思っていることが多く、成果が出ない=離職に繋がります。

それを予防するために、新人期は継続目的の明確化が必須の動きになります。「何のために今ここで働いていて」「前の職場でどんな思いをして」「どんな能力が欲しくて」等、働く動機を明確にすることで逃げ出さずに挑戦できるようになります。そう言った新人管理がしっかりできている職場は、一定の離職率で抑えられています。

 

生産性の向上

仕事の成果は能力に比例するという勘違いがありますが、そうではないです。仕事は能力よりも「思考」が鍵になります。まず大前提として高校生や大学生は今まで沢山の大人と会話をしたり、色々なテストを乗り越えてコミュニケーション能力や壁と向きあう力を身に付けています。つまり、新しい能力を身に付けるより先に、既に持っている能力をどのように生かすのかを考えている人は成果が出やすいです。

 

リファラルの創出

リファラルの創出も目的の一つです。リファラルとは「紹介」の事。自分の部下が友人を会社へ紹介してくれるようにするのは難易度の高いマネジメントと言えます。それを成し遂げるためには「自分自身が会社から有益を受ける」必要があります。それはどういう意味か。

人を紹介するとき自分だけのメリット動機では集めるのが難しいはずで、紹介したその友達が成長して有益を感じてくれたら嬉しいですよね。そのためには『自分が、今の環境で成長を実感』する必要があります。自分が成長できない人は、人を成長させることが出来ないからです。自分が出来るようになったら自分の部下にも同じ方法を教える事が出来ます。

 

マネジメント力の向上まとめ

ヒトマネジメントが出来るようになるには「目的を理解」することと「実践を行う事」の2つしか方法はありません。例えば読者様で煙草を吸う人がいて、その人は「煙草は体に害である」という事は絶対知っています。でも辞めないですよね。

人が思考を変化させるのは「知識」と「経験」が紐づいた時です。何か病気にかかったり、大切な人に愛想をつかれたり、そういった「知識」だったものが「経験」になったとき、初めて思考が変わって行動が変化します。

つまりマネジメント力を向上させるためには「実践できる環境」が必要です。そしてマネジメントレイヤーに上がるにはプレイヤーとしての実績が必要になります。となると、今記事を読んでいる方の年齢や学年によっては早めに動き出した方が良い人もいるかもしれません。

 

最後に

普段話している事をそのまま記事にさせて頂きました。皆様が住んでいるところで「営業」や「マネジメント」に携われるという働き口があれば積極的に応募してみる事をお勧めします。これからの時代IT導入が進んだ先には「経営力」や「マネジメント力」「営業力」が更に必要になる事は間違いないでしょう。

動き出したら既に、その能力が身に付き始めています。そのまま結果が出せるようになるまで努力を続けてみて下さい。最後までお読み頂き、ありがとうございました。