「論語」振り返りvol.13 ー 日々の学びと復習に

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はじめに

 第十三回『「論語」振り返り』の記事です。5月から始めている『リライト企画』、論語の復習記事はリライトせず、その時の自分の解釈を書き残しておくことにしております。何回読んだか分からない論語ですが、読むたびに新しい発見や気付きがあるのが読んでいて楽しいところ。2周目3周目で同じ言葉を別の解釈でお伝えする時が来ると楽しみです。

 

本記事の内容

 『現代語訳 論語』と『論語コンプリート/野中根太郎/成文堂新光社』の2冊を読み比べつ形で進んでいきます。メインで読んでいる『現代語訳 論語/齋藤孝』が、私の中では最も読みやすい言葉で書かれているので、初めて読む方には一番お勧めな論語語訳本だと考えています!

 

「現代語訳 論語」からの引用

P192「むかしの学問をする人は、自分の修養のためにしたが、今の時代の学問をする人は、人に知られたいためにする。」

  この言葉を、昔の時代に弟子に対して伝えていたことに深みを感じる文章です。我々は今、このように論語から学びを得ていますが、その時代も更に昔から学んでいる。つまり、人間が始まった元祖の時代に、既に本質部分に気付いた人がおり、その教えがずっと引き継がれていると解釈できます。

 今の時代の本は全て古典の言い回しを変えただけとは言い過ぎですが、人格を形成する部分、根本的な考え方は全て論語で学べるという点は私も共感です。

 

P194「君子は自分の言葉が実行以上になることを恥とする。」

 分かりやすく、非常に大切な言葉です。

 自分の場合は本業と副業、発信している以上はまず自分が最も出来ているかの確認。口が大きくならないように細心の注意を払いながら、自分が一番実行してお手本となる。当たり前のようで振り返ると出来ていない本質部分。今後も気を付けて行きたいと思います。

 

P195「人が自分の能力を知ってくれないことを不満に思うより、自分が力量不足であることを心配しなさい[人の己を知らざるを患えず、その能わざると患う]。」

  これもそのままの文章で解釈が出来る言葉。

 常日頃から勉強を継続するのもこういった教えに共感しているから。ちゃんと何十年も勉強を続けた先に何があるのか、それを見るために日々積み上げていきます。

 

P184「君子ももちろん困窮することはある。小人は困窮すると心が乱れて、でたらめなことをするが、君子は乱れない[君子固より窮す。小人窮すればここに乱る。](そこが違いである)」

 先生の弟子が、食料が尽きたことに腹を立てていた時に言った言葉。

 今の時代であれば「物事が上手く行かない時」等が当てはまり、正にその時の対応は人の教養によって大きく変わっている。大変なとき、上手く行かないとき、困難に立ち向かってそれを超えてくるという動きは、今出来る人が相当減っている。

 背景としては「選択肢の増加」と共に「簡単な作業」が選べてしまう部分にあり、選ぶだけでなく、今いる場所でしっかり避けるように努力をするべきと今後も発信をしていきます。

 

P208「ある人の意見に賛同すべきときに、ともに発言しないでいると、その人との信頼関係を取り逃がす。賛同すべきでないときに、ともに発言し賛同したりすると、言の信用を失う。知者は、そのようなあやまちをしないので、人の信用も、言の信用も失うことはない[知者は人を失わず。亦た言を失わず。]」

  今も昔も変わらない真理。ある意味政治の意味も含まれる。

 メッセージの内容はそのままで、この言葉の背景として「話し合いへの主体的な参加」が前提にあり、基本自分の意見は必ず言うという絵が見えます。その中で自分がどの意見に立つか、自分の発言に責任を持って参画するという教えだと捉えています。

 

最後に

 論語振り返り第13回、いよいよ終盤戦に入ってきました。5×20で100言、もしかすると1周目でもう少し紹介する事になるかも知れません。2冊の語訳を読み比べるのは非常に有意義で、訳者の拘りや思想の背景を考えながら進めると、違いが明確になって更に理解が深まります!それでは本日も、最後までお読みいただきありがとうございました!

 

Written by 佐々木 太一

1.2021.05.10