「論語」振り返りvol.12 ー 日々の学びと復習に

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はじめに

第十二回『「論語」振り返り』の記事です。平日4連続で論語記事更新、読んで頂いた方はどんな事を感じますでしょうか。有名な言葉が多いのでご存知な点も多いと思いますが、やはり役者による解釈の違いや、私が書いた感想なども他の方と違う点があったり、より理解を深める事も出来るのではないかと期待しています。何より私のお勧めは、実際にご自身で原文(語訳版)を読んで頂くこと。そこで何を感じたか、学友と共有もしてみて頂きたいです。

 

本記事の内容

『現代語訳 論語』と『論語コンプリート/野中根太郎/成文堂新光社』の2冊を読み比べつ形で進んでいきます。論語週間最後という事で、今日も5つ、先生の言葉を紹介していきます!

 

「現代語訳 論語」からの引用

P178「子路が、「どのようでしたら<士>、一流の人物といえるでしょうか。」とおたずねした。先生は子路に温和さが欠けているのを念頭において、こういわれた。

「人と交わるのに、誠意を尽くすこと、励ますこと、にこやかであること、が大切だ。友だちには、誠意をもって接し、励まし、兄弟にはにこやかであれば<士>と言えるね。」

  <士>について先生が話している言葉。これを読んだとき最初に感じたのは「中庸」です。<士>について何か定義を定める訳ではなく、相手がより<士>に近づくために不足部分を伝える。どうしても普段の教育では「型」にはめに行く動きが増えてしまう事が多いので、新たな気付きを得られる言葉になっています。

 

P179「教育をしていない民を用いて戦うならば、きっと敗北する。それこそ上の者として、民を棄てるということだ。(戦いは生死にかかわる大事なのだから、しっかりした教育が必要だ。)」

 会社を国と定義して解釈したい一文。今の時代失敗が死に直結しないが故、部下の成績にどこまでコミットしているかは上司の思い次第というところがありますよね。逆にだからこそ、真剣に部下の成果と向き合い、マインドとスタンスを正しい姿に形成できる管理職が市場価値が上がっていくのだと感じています。

 

P182「徳のある人格者は必ず善い言葉を言う。しかし、善い言葉を言うものだからといって徳があるとは限らない。仁の人には必ず勇気があるが、勇敢な人に必ず仁があるとはいえない。」

  この文章は、本当に何回も読み返している文章です。毎回スッと理解できる様で、説明しようとすると上手く説明が出来ません。「何を見て」判断するかという点において、先生が言おうとしている事が上手く捉えられていない自覚があります。

 

P184「貧しくて生活が苦しいときに、人や運命をうらまないのは難しい。しかし、金持ちでいばらないのは、比較的易しい。」

 私はこの言葉を<仁>を表す説明の一部だと捉えています。自分が上手くいっているときに人にやさしくすることは実際誰にでも出来ますが、本当に苦しい時、周りを恨まずやるべきことが出来るかどうか、確かにしっかり心を持たないと負の感情に流されてしまいそうですね。

 

P190「内実のないことを大言壮語するのに恥を感じないようでは、それを実行するのは難しい。(言を軽んじる者は、実行力に欠ける。)」

  この言葉も読むたび心を改めさせられます。今回チャレンジした論語週間も、一応毎日投稿は出来たものの、時間のずれ、内容の希薄、色々な弊害が起きました。自分の責任感の問題が大きいです。GW更新をしない期間に、高い品質で継続して記事をアップできるバランスを考えたいと思います。

 

最後に

 論語振り返り週間最終日、今週で20個の言葉を紹介させて頂きました。月末多忙期にあえてしっかり読むべき論語を充ててみましたが、やはり重読する本は「じっくり」時間を使える時に、ゆっくり読むべきだと感じます。論語はやはり週に5文、知っている事と行っている事を統一、つまり知行合一して進んでいく事に意味があると、再認識できた1週間でした。

それでは、最後までお読みいただき、ありがとうございました!