「論語」振り返りvol.5 ー 日々の学びと復習に

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はじめに

第五回『「論語」振り返り』の記事です。今日もまた一歩、論語を読み進めていこうと思います。1~4回と進む中で「自分も論語読んでます!」とお声掛け頂いた方も数名いらっしゃり、学友が出来ることをとても嬉しく感じています!ブログをお読み頂いている方の中でも、論語を読んでいたり今から読み始めようと思っていたり、なにか共通点があればお気軽にお声かけ下さいね!

 

本記事の内容

論語の[翻訳]を読んでいるので、『現代語訳 論語』と『論語コンプリート/野中根太郎/成文堂新光社』を読み比べしながら読み進めていく記事になります。原文が同じでも訳者によってだいぶ内容が違う訳も一定数あり、自分も全然違う解釈をしていたという部分も一定数存在します。既に読んだことがあるという方も、別の訳者の本を読んでみることで新しい気付きに繋がる事が多いのでお勧めです。

 

「現代語訳 論語」からの引用

P93「せめて『恒ある者』、つまり自分の中に正しい基準があってブレない人間に合えれば、それでいい。無いのにあるように見せかけ、中身がからっぽなのに満ちているように見せ、貧しいのに豊かであるように見せているようでは、『恒ある者』になるのは難しい。」

リーダー像に照らし合わせてじっくりと呼んでしまった一文。ブレないように見えても結果ブレてしまう人は、確かにこれらのいずれかが抜けていると改めて腑に落ちました。それぞれのリーダーが威厳を持って部下の前に立つために、我々管理側はそれらを得られる環境を準備しなければならない。全ては自分の責任と、こちらも改めて自覚させてくれる一文です。

 

P94「学ぼうという姿勢がないならどうしようもないが、教えを求めて自ら進んでやって来たのは、すばらしいことではないか。それなのに土地柄という先入見であやしむのは、ひどすぎる。環境や過去のことは問わない。人が身と心を清くしてやって来るのなら、力になってやりたい。」

風紀が悪いと言われる国から子供が先生の面会に来た時の言葉。昔の時代で国を超えて会いに来るのはそれなりの時間と労力が必要で、それを経て来ている子供にしっかり向き合うという姿は共感できます。今の時代労力をかけずとも連絡が取れてしまいますが、それをどう捉えるかは再度検討する余地があると感じました。 手段があっても連絡する人は一握り、それ自体を認めて向かうべきかも知れません。それにどのような意図があるのかどうかは、昔も今も変わらないという事ですね。

 

P98「ぜいたくにしていれば傲慢になり、倹約していると上品でなくなる。両方とも中庸を得ていないが、傲慢で礼を無視するよしは、上品でない方がましだ。」

実に分かりやすい一文。意味はそのまま。定期的に読み直すたびに毎回目に留まり、再度律してくれるこの言葉は、常に頭の片隅に置いておきたい金言です。

 

 

P99「古の周の国の泰伯という人物こそ最高の<徳>をそなえていた、といっていい。周の大王の長子であったにもかかわらず、考えがあり、己の取るべき天下を人に譲った。しかもその譲り方が人知れない形だったので、民はその徳をたたえることさえできなかった。」

 

泰伯について先生が述べた一文。私自身そのような家庭に生まれている訳では無いが、仕事場では一定の立場をもらっている。この立場において何ができるのか、そして去り際や必要なタイミングで人に譲ることが出来るのか、今からでもしっかり考えてお行くべきと感じさせてくれる一文です。

お客様や部下のために出来る事を行い、それらは表に出る必要がない。去り際も速やかに影響が出ないように出ていく。正に自分が目指したい姿です。

 

P100「鳥が死ぬときは鳴き声が哀しくなし、人が死ぬときには、善い言葉を言うとされています。(臨終の私の言葉をお聞きください。)為政者である君子が礼について尊ぶことが三つあります。行動するときは傲慢さや粗暴さをなくし、顔つきを整えるときは心の誠実さをともなわせ、言葉を発するときは下品さをなくす、この三つが礼にとって大切なことです。祭祀の器物の取り扱いなどについてはそれぞれ役人がやりますので君子の礼ではありません。」曾子

孔子の弟子、曾子が亡くなる前に言った言葉。<礼>について述べている文章ですが、本質的には「心からの礼」について述べており、器物の取り扱い=手法などでは無く、「思い」や「考え」が重要である事を説いていると解釈しています。それぞれの行動を起こすための心持を読み解いて、常に自分の生活でも意識できるよう心掛けていきたいです。

 

最後に

約300ページ中、もう100ページを超えてしまいました。これから何回も周回しながら繰り返し紹介する文なども選び、何より自分の思考と行動に落とし込んで行けるように努力して行こうと思います。最近また本書を鞄に入れて隙間時間に開くようにしてますが、やはりキンドルより多少面倒でも紙の方が良いですね。論語に限らずですが、本の世界に入り込める気がしています。

それでは、本日も最後までお読み頂き、ありがとうございました!