「成果」と「結果」は何が違う? ー 似ているようで全く違うビジネスで大切な言葉の解釈

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はじめに

「成果」と「結果」の違いを分かりやすく、明確に説明することは出来ますか?よくビジネスで使われる「成果」「結果」という言葉ですが、意味が違いますよね。ここをしっかり理解する事で、仕事の集中力が増し、更に大きな結果と成果を得られるようになるはずです。

 

本記事の内容

そこで今回は「成果」と「結果」を誰が聞いても分かりやすいようにまとめる事に挑戦し、本記事を読んで下さった方々と、その周りの方々も仕事に対する集中力が高まる事を願って共有して行こうと思います。

 

『成果』と『結果』の違い

『成果』とは何か

言葉の意味

成果とは「物事の過程や結果から得られた、良かったこと全て」です。

 

解説

例えば営業マンAさんが目標を120%達成したとします。その場合結果は「120%の目標達成」ですね。そしてこの後、Aさんは何を得るでしょうか。例えば「給料アップ」、「皆からの祝福」、「自信」、「ノウハウ」等、これらは全て120%の結果を出したという結果と、それまで必死に努力した過程から得られた成果です。また他にも「目標達成を通じて、先輩のすばらしさを知った」や「自分の過不足に気付け、更に成長する糸口が見えた」も大きな成果の一つですね。

それでは営業マンBさんの場合、目標を70%で未達で終わってしまいました。この場合結果は「30%の不足」ですね。Bさんは何を得るでしょうか。例えば「失敗経験」、「挫折経験」、プラスに働けば「翌月のモチベーション」ですね、ただ逆に「戦意喪失」や「自己否定」等は『成果』とは言いづらいですよね。つまり目標未達という悪い結果であったとしても、その過程から得られた失敗経験や、その先に繋がるモチベーションの向上は得られる成果として考えて間違いないですね。

更に上記のような経験から仮に転職をし、そこで大きなキャリアアップを果たした人などは、「あの未達経験から行動を起こしたことから、キャリアアップのきっかけを得た。結果的に大きな成果に繋がった。」等、成果という言葉は時系列も超えて幅広く扱う事が出来る便利な言葉です。

 

成果主義」の危険性

そしてもう一つ「成果主義」について言及します。結論成果主義」で仕事をするのは危険です。「成果」とは、結果が良くても悪くても「良かったこと」に焦点が行くので、「悪い結果だった、だけれども学びは深かった」等、一見良さそうに見えるフィードバックをしがちです。

ただ、ここで大事なのは「どれほどの不足」があって、「何が原因で未達だったのか」という原因の深堀りのはずです。成果主義の人は「原因追及が甘い」という特徴があります。

成果主義で働いていると「楽観的」になりやすく、希望的な観測(おそらく大丈夫だろう)で仕事を進めてしまい、結果として準備不足で目標が未達になることが頻繁に起こるようになります。仮に普段から成果主義で良い面だけを見てはいるものの、目標未達が続いているという人は、この後説明する結果について、深く学ぶことで結果も出て成果も得られる存在になれると思います。

 

『結果』とは何か

言葉の意味

結果とは「ある期日における事実」のことです。

 

解説

先ほどの営業マンAさんBさんの話で言うと、Aさんの結果は「120%の達成」Bさんの結果は「30%の未達(70%の達成)」です。これは誰が見ても同じ数字で、人によって達成率が違って見える事はありません。これが事実です。

他にも、Aさんは120%の結果でしたが、社内100中で言うと70位だった。や、Bさんは達成率70%でしたが、実は社内順位は100人中9位だった。なども結果ですね。

つまり「良かった」「悪かった」等の解釈はそのあとにするもので、確認するタイミング(期日)の時に、どういう状態だったのか。が結果です。「リンゴが落ちた」という「落ちた」も結果ですね。誰が見ても落ちていればそれは事実です。

そしてこの期日とは、あらかじめ決められたもの出なくても、「○月○日○時時点での結果を知りたい」となれば、その時間(期日)の事実(数字や状態)を調べられるように、後から期日(タイミング)を設定することもできます。

 

「結果主義」のすすめ

それでは最後に成果と結果の区別がついたところで「結果主義である事について」言及して行こうと思います。まず結論、仕事をする際は「成果」では無く「結果」を見る事に注力しましょう。先ほど上げたように「成果主義」の人は「希望的観測」が強い傾向があり、準備不足で目標達成になる事が多いです。

逆に結果主義の人は今の事実ペースで今月の着地がいくつになり、固く考えて○%達成、これを安心できるように120%へ持っていくためにどのような行動をして、等、希望的観測を一切含めずに必ず達成できるロードマップを敷きます。

また事実を元に戦略を組むので「この人なら大丈夫」や「伸びしろ」があるなど、これらも全てポジティブな解釈であり実際そうなるかは分からないという事を理解しているので、計画を外すという事も多くありません。

先月の目標達成率は何%だったのか、最も課題になるKPIはどこか、今月の着地ペースは何%達成か、3ヶ月後の目標は何%伸長か、この辺りを明確に答えられるように普段から準備をすることで、数字にコントロールされず、数字をコントロールしながら仕事が出来るようになります。

 

最後に

本日は「成果」と「結果」の違いについて、そしてそれに対する私の意見をお伝えさせて頂きました。ビジネスの日常でよく使われる言葉であるからこそ、明確に意味を理解して使い分けていきたいですね!それでは、最後までお読み頂きありがとうございましました!