【名言集】本田 宗一郎 ー 現場を愛した謙虚な経営者が残した言葉

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本記事の内容

本記事は日本が誇る大企業の一つ『HONDA』の創設者、本田 宗一郎氏の名言集から、厳選した言葉を紹介しています。

 

敢えて人物像やその背景には触れず、言葉をそのまま受け取って頂き、素直な解釈をお楽しみいただけたら幸いです。

 

本田 宗一郎氏 の言葉

P14「真似をして楽をしたものは、その後に苦しむことになる。」

この後に「独自の相違を放棄するような考え方が生まれた瞬間から、起業は転落と崩壊の道をたどりはじめるだろう」と続きます。最近は比較データや参考データが無数に存在し入手出来るからこそ、0から作り上げるという機会が意図的に作らないかぎり現れませんよね。感覚で分かっていても言葉にして表される事でより具体的に、そしてより深く理解して自分でも実践していけそうです。

 

P28「開発というものは企業のためにやるんじゃない。世の中に貢献するという気持ちがなければいけない。」

ホンダが世界に先駆けて「CVCC(低公害エンジン)」を開発しているとき「トヨタやGMに追いついた」と話した際、若い社員から言われた言葉で本田が猛省したエピソードが一緒に添えられています。「この開発は企業(ホンダ)のためではなく、空気をきれいにするという世のため、人のためと言っていたのは社長じゃないですか」と。

自分たちが仕事をしている際もこのような心情を持てているのか、途中でブレていないか、考えさせられる言葉です。

 

P40「人間の労働能力は馬力で計算すると20分の1馬力しかない。人間が「考える能力」を捨てたらそんなもんだ。」

この後に続く文章が味わい深い。「『動く』と『働く』の違いは左側にニンベンが付くか、付かないかだ。人間である以上は頭を使え。そうすれば無限大の能力を引き出せる。」

これからの世の中、単純労働がAIに置き換わるが故さらに努力が必要になってきます。その時”人である価値”をいかに出していくか。同氏が訴えていたことが実際に試される時代がもう目の前にやってきています。

 

P42「鈴鹿市に工場建設を決めた。あちこちの候補地を回ったがくだらない接待ばかりだった。鈴鹿市の場合出たのは渋茶一杯だ。」

多くの自治体は知事や市長が出迎え、話は後回しにされて料亭で接待が多かったよう。それが鈴鹿市はお金のかかる対応はせず、代わりに用地に現場に旗を持った担当を立たせ、より明確に土地の面積を把握しやすくするなどの工夫を行った。というエピソードが収録されています。

これは今の時代でも変わらず大切な部分で、結局我々経営陣も接待よりもより具体的なリアルの方が興味があります。もちろん逆もしかり、好きな人は好きです。つまりこの話は単純に上記対応が良いという訳では無く、相手を見て、適切な目的に沿って価値を提供する事に勝機があったと見れます。

 

P68「将棋の升田幸三さんにこう言われた。「お前のとこは”歩”をうまく使っているな」

正しく解釈すれば、大変な企業努力が背景にある事が理解できる言葉です。そしてこれに素直に喜んでいる同氏は相当な努力をしたことが伺えます。

先天的に能力がある者と、後天的に能力を付けていく人材をしっかりと区別し、それぞれ強みを生かして組織を運営していく点に、再度自責の念で取り組む必要をこの言葉から感じました。

 

P92「必要のない人間はいない。人間に好き嫌いのある人は真の指導者になれない。」

優秀な人材ばかりを集めた研究は挫折する方が多いという同氏の経験則から言われた言葉。裏側には「全ての人に可能性を見出す」という教育観を持っていることが伺え、他の経営者の方も口をそろえて言っている部分になります。

教育の本質は人との向き合い方であり、”対等な人間としてみること””可能性を必ず見出すこと”等、名経営者(指導者)に共通してみられる観点です。

 

P120「技術だってその根本は礼儀だ。相手を尊重することからあらゆることが始まる。」

「手段」と「目的」の逆転に対して言及した言葉。研究している技術は”手段”に過ぎず、どんな目的を果たすために開発をしているのかを常に考えるという言葉も別頁で紹介されています。

今書いている記事にしろ、普段の仕事にしろ、没頭しているときだからこそ、頭の片隅で復唱したい言葉の一つです。

 

P124「人生における夢とか目的といったものは最上段のない終わりなき階段である。」

とても共感した言葉。普段の仕事や私の好きな「論語」を読んでいる際も、結局ゴール、最終形態は何か?と問うても、答えは一向に出て来ません。

仕事はさらなる貢献、目的のため。学びは無知を知るため。それぞれの目的にはゴールは無く、ひたすらに追及する事を楽しむべきだと私は解釈しています。

 

P128「運は寝て待て」というが私に言わせるとこれは「運は練って待て」の誤りだと思う。」

続く言葉は「自分の力など微々たるものだと最初から決めてかかる人もいるが、人間誰でも大差はない。自分の力量を鍛えもせずに、なぜ放棄するのか」。

普段から日常的に努力をしている人は共感できる言葉だと感じます。またそうやって努力している自分自身を全く上だと認識しておらず、常に自分の目的を達成するために努力を続ける。なので承認されるされない関係なく努力を続けられる。という事に共感して話したことがある人がまだいないですが、そういう方は同じように、黙々と一人で努力をされているという事でしょうか。私も日々、精進します!

 

P148「芸者を呼んで彼女らが踊りや歌で座敷をつとめているのに、ほどよく注目してやれない人は私の友ではない。」

この言葉から「人情味」が感じ取れます。「遊び好き」という噂もあるため本来の目的はさておき、私の解釈は「楽しませたい」という目的を持っている方々へ、こちらが返事をし、努力を実らせるのも受け手側の責だと訴えていると考えています。

特に努力をして挫折も経験した後に発見し成功している過去から、理解できるものが多いからこそ出た言葉だと思います。

 

最後に

定期的に読み返すと多くの学びがある「名言集」本日は本田宗一郎氏の書籍を紹介させて頂きました。前に読んだ時と目につく言葉が大きく変わっており、またしばらく経ってから本書を開くことが楽しみです。

他にも取り上げて欲しい書籍などがあればTwitterDMなどにご連絡下さい。積読で下から順番に、全て読んで内容を一部共有させて頂ければと思います。

それでは、最後までお読み頂き、ありがとうございました。