「論語」振り返りvol.3 ー 日々の学びと復習に

f:id:Taichi_Sasaki:20210221140805j:plain

はじめに

第三回『「論語」振り返り』の記事です。週に1記事ずつ論語の記事を増やしていこうと取り組んでみておりますが、このような座右の書を持つことは部下含めて読者の皆様にも心からお勧めできます。

読むたびに学びがあるのはもちろんですが、読み込むごとに刻まれていく本のシワや傷、汚れまでもが自分の「自信」になります。他人には普通の本でも自分にとっては自信の源。時間をかけたものにしか愛は宿らないというのは本当ですね。

 

本記事の内容

『現代語訳 論語』に乗っている文章で、私が復習しているときに特に重要に感じた文章を4~5つずつ紹介しています。また現在『現代語訳 論語』の他に『論語コンプリート/野中根太郎/成文堂新光社』も同時に読むようにしているため、私の解釈が更にグレードアップする瞬間も記載しています。一緒に学びの楽しさを味わえたら最高です。

 

 

「現代語訳 論語」からの引用

P66「賢人と言われる左丘明は、言葉がうまくて見た目がよく[巧言令色]、謙虚すぎる[足恭]のを恥としたが、私もやはり恥とする。まあ、ある人に対して心の中に怨みがあるのにその人と友達になるのも、左丘明は恥としたが、私もやはり恥とする。」

心の内と違う人との接し方をするべきではないという言葉。口が達者で上手く見えそうで、ゴマすりのような謙虚さと言えば分かりやすいですね。また怨みがある状態でも表面上はキレイに振る舞うという瞬間はビジネスの場でも存在しており、ここは使い分けが必要だと感じました。

もし全て正直にかかわった場合、今の関係は継続できないというものも存在するのが事実です。ただ孔子先生の言う通りで、おそらくいつかは決別するタイミングが必ず来ることを想定して計画を組んでいるので、そういった関係は長く続かないという事を説いているのだと解釈しています。

 

P70「辞退はするな。自分の働きなのだから。家であまれば、隣近所の貧しい者に与えればよいではないか。」

原思が代官として働いた報酬として米を受け取る際、辞退しようとした原思に先生が言った言葉。財の与え方や、財の受け方は適切でなければならないことを説いている部分です。

この文章は自分が組織の給与システムを作る際は大いに念頭に置いており、大きな役割を担うものには大きな対価を、実際にどれほど貢献しているのかを数値で把握した上で決めるようにしています。

 

P74「おまえは、自分の人格を磨く君子としての学者になりなさい。単に知識を誇り有名になりたがる小人的な学者になってはいけない。」

論語を読み始めた初期の頃、私がお気に入りだった一文です。その頃よりも最近は更に多忙になりましたが、人格を磨く君子としての学者になれているのか、定期的に確認する必要があります。自分が作成している記事一つ一つも、そもそもそのような目的でやっていないですが、自分自身、この言葉を体現できるように教えを守っていきたいと思っています。

そのためには毎日の記事更新を休むことなく何年も続けて、その先にもしかすると孔子先生が見ている世界のほんの一部でも、見る事が出来たらそれ以上の喜びはありません。おそらくその時は、自分の姿勢や考えが誰かに影響し、深く学ぶ仲間が増えているときなのではないかと思っています。

 

P77「学ぶにおいて、知っているというのは好むには及ばない。学問を好むものは、学問を楽しむ者には及ばない[これを知る者はこれを好む者に如かず。これを好む者はこれを楽しむ者に如かず]。」

学問について孔子先生が姿勢を説かれている一文。内容は書いてある通りですが、これは仕事や学校に対する向き合い方も同じだと解釈することが出来ます。今の時代は選択肢が無数に広がっているからこそ、我々は自分で選択した仕事をし、選択した人生を歩んでいます。それに対して「文句」を言っている場合では無い。

そもそも今の時代でこの文章を努力して意識しようと思っている人は、その時点で教えの欠片も身に付ける事が出来ていないと私は考えてます。

 

P80「君子は博く書物を読んで、<礼>という規範で身をひきしめていくなら道に外れることはないね。」

意味はそのまま。短いが味わい深い一文です。博く書物を読むのは多岐に渡る分野まで興味を持ち学び続ける事ですが、この<礼>という規範で身をひきしめるの部分は「礼を持って実行していく」と読み解くことが出来ます。博く学び、礼を持ってそれらを実行して行けば<道>に沿っていける。という点、再度心に刻んでまた進んでいこうと思います。

 

最後に

今回既に第三回になりましたが、どこかに心に残る言葉はありましたでしょうか?ほぼどんな本にでも紹介で出てくる「論語」は計り知れない影響力で現代の思考にまで届いています。そんな書物を毎週振り返りできることはとても楽しい事ですね!

最近やり始めた「論語の2冊同時読み」は思った以上に解釈が深くなりお勧めできる方法です。同じく論語好きの方がいれば、ぜひ2冊読みにチャレンジしてみて下さい!それでは最後までお読み頂き、ありがとうございました!