今週のお題「花粉」
はじめに
やって参りました、この季節が。「花粉 苦しい」「花粉 どうにもならない」等、心から共感できる佐々木です。上記に上げさせて頂いた、ウェザーニュース社がまとめた「重症度分類」。私はこのような分類の検査を、昔(中学生の時)有名な鼻炎の病院で受診し、血液検査の結果「重症度最大」の診断を受けました。このレベル別シートに記載の基準では無いものの、薬でセレスタミンを常用しておりましたので、カナリ日常生活に支障が出たことを覚えています。
それから本格的な治療を開始し、約5年間の間定期的に治療のための注射に通い続け、少しだけ症状が緩和しました。その後も尾てい骨?の辺りに注射する薬やネブライザー通院など、様々な取り組みをして今、ようやく普通の人の症状を同じくらいになっている気がします。
本記事の内容
今回本記事は、最終的に私が行きついた花粉症対策についてお伝えし、皆様の花粉症の症状が少しでも和らぐ方法をお伝えできればと考えております。また私が行った注射の種類や、それによって得た効果などもお伝えし、今後の対策にお役立て頂ければ幸いです。(目次から飛んで頂けると、欲しい情報に最短でアクセスできます。)
様々な花粉症対策
5年間続けたアレルゲン免疫療法
まず最初にご紹介するのは「アレルゲン免疫療法(注射)」です。こちらは私自身が約5年間通い続けて行った治療です。今は皮下法と舌下法があるようですが私は皮下法です。アレルゲン免疫療法はスギのエキスを体の中にいれることによって、スギ花粉に対して異常な免疫反応を起こしてしまったという花粉症の状態を、正常な免疫機能に戻そうという治療法になっており、昔からある治療法のようです。私の場合最初は月1で通い、2年目は隔月で通院させて頂いた記憶があります。毎回注射を使う事と中々成果に現れないので途中であきらめる人も確かに多そう。
それを約5年間続けた私は、完治はしないものの少しは症状が良くなったような気がします。最後に紹介する「現在の花粉症対策」で行っている対策で日常生活が出来ているのは大きな成果です。ただ最初は「治るまで続ける」と先生と話していたのですが、進学や諸々重なり家から遠い病院に通い続ける事が困難になり挫折しました。もし家の近くにこの治療をしてくれる病院があって通っている方がいれば、完治報告があると更に希望が持てますね。
一度だけ打ってみたステロイド注射
これは一度だけ行った注射治療です。冒頭で伝えた「セレスタミン」にも含まれる強力な成分「ステロイド」を注射し、アレルギー反応を抑えるというもの。これは実際に効果がありました。薬と併用はしてしまいましたが、薬を飲めば花粉が無い季節と同じように過ごせます。
この治療は「花粉症が治る」訳では無く「症状が緩和される」のみで結局一生続けないといけないと考えると、あまり良い策だとは思いませんでした。それで一度で終わらせています。
ただやはり一度注射を打って2~3ヵ月効果が続くというのはメリットになる方も多くいらっしゃると思いますし、一度ご経験されて良ければ続けるなとも一つの選択肢になってくるかと思います。
「セレスタミン」を常用する
今考えると良くないことをしていたと思うのが「セレスタミン」の常用です。この薬は大人になってから知りましたが結構強い薬のようで、別のお医者さんに行ったときは常用を止められました。
ステロイドというアレルギー反応を抑えてくれる成分が入っており、結構効きます。ただその分、私の経験上は最も眠くなりやすい薬で、学生の頃服用していたので授業で寝てしまう原因はこれだったのかも知れません。←
「ステロイド」についてそこまで知識が無いですが、このように「お医者さんが処方するけど自分では飲みたくない薬」等にも出てくる名称なので、もし常用されている方がいれば注意が必要かもしれません。※私自身素人なので、お医者さんの意見を参考にお願いします。
最終的に行きついた現行の花粉症対策
主にこのような治療を行ってきた私ですが、最終的に現在は以下の対策で日々を過ごすことが出来ています。それがそれぞれの薬の効果なのか注射の効果なのかは分かりませんが、同じようにやってみてもしかしたら効果があるかも知れません。本当に大変な人の気持ちは痛い程分かるので、何かしらお役に立てれば幸いです。
「アレグラ」を2月1日から飲む
最近は市販でも販売されるようになった「アレグラ」。こちらはお医者さんが出してくれるものと市販のものは成分が同じと聞きました。そしてこの薬は血中濃度を一定に保つ事で比較的大きな効果が得られるとアドバイスをもらったので、花粉が飛び始める前の2月1日頃から朝夕の2回、必ず飲むようにしています。
一度花粉症の重たい症状が出てしまうと体が反応してしまい収まらなくなってしまうので、体が花粉にビックリする前から対策を取っておく必要があります。
この2月1日から毎日アレグラを飲むのは結構効果が高い気がします。私のような重症患者でも、点鼻薬と最悪セレスタミンを活用すれば1シーズンを残り超える事が出来ている方です。やはり一番のポイントは「血中濃度を一定に保つ」事かも知れません。
「アラミスト(点鼻薬)」を使う
こちらの薬は市販はされていないかと思います。(近くのドラッグストアにはありませんでした。)私の中で画期的だったのが「点鼻薬の即効性」です。今まで注射や薬で症状をどうにかしようと試みていたのですが、初めて点鼻薬を使ったときはすぐに症状が緩和しました。
その時使ったのがこの「アラミスト」でお気に入りです。他の点鼻薬を使った事が無いため比較はしておりません。もしかすると市販で売っている点鼻薬でも効果があるかも知れないので、今既にどうしようも無く花の症状で苦しんでいるという方は点鼻薬を使って見る事をお勧めします。個人的にセレスタミンより即効性がある気がします。
私の場合、こちらは朝起きた瞬間に「今日はヤバそうだ」と感じた朝に使うようにしています。(病院でしかもらえないので使い過ぎで無くなると病院に行くのが面倒。)
「セレスタミン」を持っておく(非常用)
後は最後のお守りです。最近はほとんど飲まなくなりましたが、症状が治まらなくなった時のために念のため常備するようにしています。また色々探しましたが、さすがに市販はされていませんでした。
最後に
小学生の時から大人になる今まで付き合ってる花粉症なので、そろそろ仲良しになってきました(笑)。幸い私は春だけなので、2月1日~4月30日の3ヵ月間、上記の対策をするだけでシーズンを乗り越える事が出来ます。
花粉症で苦しむ皆様、気持ちが分かる分一緒に上手く向き合っていけたら嬉しいです。それでは、最後までお読み頂き、ありがとうございました!