「論語」振り返りvol.2 ー 日々の学びと復習に

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はじめに

第二回『「論語」振り返り』の記事になります。何度読み返しても新しい気付きがあり、深い学びがある本は本当に宝です。日々の振り返りを記録する事で、皆様にも素晴らしさを共有出来たら嬉しく思います。

 

本記事の内容

『現代語訳 論語』に乗っている文章で、特に私が印象に残っているものを説明付きで紹介させて頂きます。論語齋藤孝さんが語訳し、それを私がどう解釈するのか、そこのロジックを追う事によっても文学の楽しさを味わって頂けると思います!お読み頂いたことが無い方はぜひお立ち寄りください!

 

 

「現代語訳 論語」からの引用

P47「人の過ちは、人物の種類によって異なる。過ちの種類を見れば、その人に<仁>があるかないかは、わかる。」

様々な解釈ができるこの文章、”種類”をどのように定義するかが読み手によって変わります。論語の文脈で行けば経歴や立場関係なく”ヒト”としての種類と考える事ができ、その人の”種類”とは、「どのような性格や性質を持っているか」と捉える事が出来ます。

またその先に立場なども付随してくるので「どのような過ちをする人」は、「どのような人間性(性格・性質)を持っていて」「どのような立場なのか」まで過ちの種類で推測できるという意味で弟子に伝えている風景を思い浮かべます。

 

P47「<道>をめざし、学問をする身でありながら、着るものや食べるものが貧しいことを恥じる者とは、ともに語り合うことはできない。」

同じページに重要文があったので追記します。この文章は誰でも解釈が簡単な文章であり、どれほどの人が肝に銘じながら読めるかがとても気になる文です。かくいう私も他のところで<仁>であるかと聞かれればまだまだで、常に自分の身を正す意味で大切な言葉だと考えています。他人は他人、自分がどう学問と向きあうか、スタンスを示してくれた一文でもあります。

 

P49「社会的地位がないことをなげくよりも、そうした地位に立つために必要なことが自分に欠けていることを反省すべきだ。自分を評価してくれる人がいないことをなげくよりも、認められるだけのことをしようと努力すべきだ。」

どんな立場になったとしても大切にしたい教えですね。私も経験として、自分では大きな成果を残したと感じていても、評価基準が変わってそうでもないなども経験しています(笑)※普通、あってはいけない事ですが。

そんな時はどうしても嘆いたり恨んだりしかけたことはありますが、事実行われた過去で変えられない状況なのであれば正しく向き合い直すしかないですよね。

今は道を外した制度はすぐ叩かれると言われていますが、水面下で顕在していることも事実。正しく評価される場所にいる人であれば、教えの通りベクトルは自分に向けて努力すれば、確実に身になって評価される時が来ます。 

 

 

P52「心を引きしめていて失敗する人は、ほとんどいない。」

本質を突く言葉です。言及は不要と判断します。

 

P64「衛の国の大夫寧武士は、国が治まっているときは知者として的確に政治を行った。しかし、乱れたときは、まるで愚人のように自分の利益を考えないで行動した。彼の知に及ぶことはできても、その大いなる愚はまねができない。」

本日最後の文章は、大きく意見が分かれる一文になります。

寧武士は正しい政治をする君子のもとでは知者として大いに活躍し、君子が変わって乱れたときも、まるで愚人(おろかもの)のように仕事をし、忠誠を尽くした。

というものであり、今の世の中で言えば「正しいと思った事をする」や「例え上司の命令であったとしても、正しいと思わないことはやらない」など、第三者への配慮なども含めた行動変化が求められている場面もあるはずです。

私の場合は寧武士の立場をとると決めております。ただ、その裏には激しい意見交換や依存や照れの無い本気の意見のぶつかり合いがあったうえで、納得して愚者になっているという背景があるのではないか?と私は考えています。自分がもしそのような事をするのであれば、それが何のためになっていて、結果的に対象の人たちが喜ぶという事を分かって行うはずです。

 

最後に

今回は「現代語訳 論語」の他に、中野根太郎氏が著した「論語コンプリート」も参考にさせて頂きました。特に最後に上げた寧武士の話は訳者によって接続語や注訳が違う為、注意して読まないと解釈を間違えます。

英文や古典を読む時はどのように和訳するかでだいぶ読み手の捉え方が変わるので、訳者が何を大切にしていて、何を伝えたいのかを読み解くように読んでいくとまた違った読書の楽しみ方が出来ますね!

それでは、最後までお読み頂きありがとうございました!週末もごゆっくりお過ごし下さい!