「上司」攻略法 ー 上司が怖くて委縮してしまう人に向けて、いくつか大切なことを。

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はじめに

外交が増えたりコンサルの仕事をしていると、良くあるものから滅多に遭遇しない相談まで様々な悩みを聞くことができます。中でも意外と多いのが「上司との関わり方」特に営業系の上司は圧迫が強かったり天才型だからこその分かりづらいアドバイスなども部下にはしんどいようです。

最近は「パワハラ」という言葉が横行しており、相談内容が「これってパワハラですか?」という内容もしばしばあるのですが、基本『パワハラである事はほとんど無い』というのが私の意見です。

パワハラ=理不尽』だと思っている人が多いのですが実際そんなことは無く、ただ高い目標や限界に近い期日で依頼をしているだけで、不可能な目標である事はほとんどありません。また逆にそれはパワハラだ、というものも当然存在しますので、そういう場合は専門機関に報告するか、もしくは転職しましょう。ただその場合も、しっかり向き合ってくれている上司に最後まで恩は返した方が良いです。転職代行サービスで転職した事例を見て、その後良いお付き合いが出来ているケースを見たことがありません。

 

本記事の内容

そこで今回は、上司の関わり方に悩みを持っている方に向けて、どのように考えれば上手く上司と付き合っていけるのか、どのラインで転職を考えるべきなのか、共有しようと思います!

 

 

上司と関わるコツ

上司がコントロール出来る事を理解する。

まず一番大切なのが「上司が自分の何をコントロールしたいのか」を理解することが大切です。上司には上司の目標数字があり、日々それらの達成に向かって努力しています。そして自分に家族があるように上司にも家族があり、その達成が老後の人生を左右してしまう事もしばしばあるでしょう。

そんな環境の中、上司は部下の『結果』をコントロールしたい状態です。上司の目標が10であれば、5人の部下が2の結果を出せば達成ですよね。自分の行動一つ一つに意見を言ってくる上司も、結局は「目標達成しろよ」というのが心の内にあるものです。

上司と部下の関係が崩れている場合、お互いがお互いに「過程へ関与」しているケースがほとんどです。上司は「今までやってきた方法が正しい」部下は「時代が違うからこういうやり方が正しい」と思っているので、「今のままでは結果が出ない」と思った上司は部下の過程に「なぜそうするのか、こうした方が良い」とアドバイスをしたくなっていってきているケースが多いです。

こんな時の解決策はいくつかありますが、手っ取り早いのが「チェックポイント」を明確にすること。上司は部下の結果が気になって仕方ありませんので、部下の結果が出る前から過程に関与したくなります。ただいちいち目の前の作業に集中しているときに進捗を聞かれたら結果なんて出ないですよね。

そんな時は●●時間に一度や、毎日●●時等、上司と部下で結果をチェックする時間帯を決めて、部下から上司へ報告するルールを作りましょう。そうすれば「集中する時間」と「結果を報告する時間」と区別してスケジュールを組むことができます。

上司が結果を気にしているのは「過去のデータから部下を信用できない」か「心配性」です。前者であれば根本的に自分のせいなので、しっかり報告し信用を得てから報告の頻度を減らしてもらいましょう。後者の場合は思考のクセを探るのが良いです。どんなタイミングで、どんな報告が欲しいと感じているかを部下から察し、あらかじめ質問が来ることを前提に動いておきましょう。それが分かっていると「やりづらい」から「当たり前」になります。

 

強い上司は目指し、弱い上司は支える。

「上司=自分より優秀」というものでも無く、ただ役割が違うだけです。役割が違えば考えるべきことも違うので、成果を測る物差しの尺度も違います。それではどのようにして強い弱いを判断すればよいでしょうか。それは簡単で「上司の目標達成率」です。

部下にも目標があるように上司にも目標があり、それぞれが達成を目指して日々稼働をしています。部下の未達成=上司の未達成は全く成り立たない方程式です。部下が全員未達成でも、優秀な上司は自分の数字は達成させることができます。つまり強い弱いというのは目標を100%以上に持っていく力があるかどうかという点のみで測れます。

もし自分が目標達成をできて、上司が目標達成していないのであれば、ある意味役割が違う部下を持っているような感覚で「自分に出来る事は無いか」を聞いてみるのが良いでしょう。当然伝え方は気を付ける必要があり、あくまでも「貢献したい」という姿勢を見せる事がポイントです。

そこでもし素直に応じてくれたら課題や解決策の話もしながら、徐々に自分にナレッジを貯めていきましょう。達成できているあなたの結果が評価されていざポジション交代となったときに爆発的な結果を出すことが非常に重要だからです。

逆にそんなの気にしなくて良いと言われた場合はまさにその通りなのですぐに引いた方が良いです。その場合は自分は来月や再来月の仕込みをしながら、別の路線で転職や副業を考えた方が無難です。今の会社で学びを増やすためには縦に進んでいくか全く違う部署へ横移動しかありません。目標達成が出来ない人は部下に目標達成を教える事は出来ないので、自分の上司がもしそれであり、もし評価もしてもらえないようであれば勿体ない時間を過ごすことになるかも知れません。

 

結果を気にして、成果を気にしない。

上司と上手く行ってない人、特に会議や発表の場で委縮してしまう人は、結果と成果の区別が出来ていない事が多いです。決められた期日(大体1ヵ月)までに決められた結果(目標)に行っていれば良いので、それ以外の行動や発言は評価の対象にはなりません。ただ中には「こういう事を発表すると手を抜いていると思われるのでは無いか」「こういう姿は上司の前では見せられない」など、結果には関係の無い部分でプレッシャーを感じている人が多く見受けられます。

会議や発表の場も有効に使えば目標達成を近づけるチャンスの場なので、そこでどんな振る舞いでどんな事を発言するかは、目標に向かっている自分自身が全て決めましょう。上司の目線を気にしていては、自分がやりたい事に集中できなくなります。

ただそれでも気になってしまうという方は、上司に直接話して、そういう場に一人で行かせてほしいとお願いするのも本当にありだと思います。何度も言う通りその行動の先にある結果が欲しいのが上司と部下の共通の利害です。そこを達成するために最も適したアプローチが何か、どんな状況が理想的かを話し合う事でチームの成績に大きく貢献できます。

 

何でもかんでも従わなくていい。ただ、やらない理由は伝える。

上司の全てに答えようとしてストレスを抱える人が一定数います。そういう時は思い出し絵下さい。上司が部下に求めているのは目標達成です。自分が目標達成にまっすぐ向かうために、タスクに優先順位を付ける事は非常に大切で、中でも『タスクを捨てる』という行為が本質的に一番大事です。上司からの依頼が自分のやるべき行動を阻害してしまっているのであれば、怖がらずそれを伝えた方が良いでしょう。

そこでの注意点は「自分は何をするために、その依頼を断るのか」を明確に伝える事です。上司も部下の結果を望んでいますので、それを出すためと理解すれば間違いないく許可をしてくれます。それが不十分であったり、部下から向き合おうとしないと、上司も必要があって依頼をしてきているので、お互いに信頼が減りその後のやり取りに支障がでます。

上司と部下は同じベクトルを持てば間違いなく協力で、高い視点からリスクを考える上司と低い視点から目の前の課題を解決する部下がシナジーを生んで急速に結果を作ることができます。ただそれはそれぞれが自立して進める事が前提であり、どちらかが自分の役割で無いところまで支持を出してしまうと、結果そこを最後まで見届ける役割が居なくなります。アクションを起こす際は「誰がそれを課題と捉えたのか」が重要であり、足元の課題は上司より先に部下が気付くべき理由はここです。上司が気付かない足元部分の課題を見つけ、自らの選択で解決する部下になる事で、上司を更に上手く活用できるようになります。

 

「上司は上手く使うもの」と考える。

最後のコツは上司の活用法です。途中でもお伝えしたように上司と部下は役割が違うだけで偉い偉くないは存在しません。ただ一つ違う点としては「社会的影響力」です。他社との商談なども、役職の有無で相手の聞く姿勢が全く変わってきます。そして役職がついている人が同行した方が早く片付く商談も数多く存在しているはずです。

そういった上司の強みを最大限にいかし、必要な際についてきてもらうようにしましょう。ちなみに自分は、自分だけで行く商談はほとんどありません。最初から相手の決裁者に繋がるまで他社から連絡を繋ぎ、上司と自分と相手の決定権者で商談を組みます。そうする事で、時間も短くなり、かつ大きな契約が取れやすくなります。

また他部署との連携も同じです。例えば管理課長が営業課長に意見を言っても中々反映されないという事は日常茶飯事化と思います。それは営業部長の影響が強すぎて課長が意見を言えない状態になっているからです。そんな時は自分の部長に営業部長に働きかけてもらう事を依頼しましょう。そうする事で根本的に営業課長の上司である営業部長が行動変化を起こし、特定の人物以外も自分のやりやすいように行動変化をしてくれます。私の場合も同じレイヤー間での会話はほとんど無く、上司から相手の上司に言ってもらう事がほとんどです。そちらの方が時短できてかつ確実です。

 

最後に

以上、上手く上司と付き合うコツを共有させて頂きました。どれも普段から行っていないと中々取り入れる事が難しい内容ではありますが、やりづらい環境はいつか行動変化を起こさないとずっとそのままです。そして自分を取り巻く環境を変える事が出来るのも自分だけ。もし変化を望んでいるのであれば勇気を持って何か行動に起こしてみましょう。

それで上手く行かなくても特に大きな損はありませんし、それで立場を追われるくらいならそのまま転職してしまいましょう。反対意見をプラスに取り入れられない組織はいつか停滞します。

最後感じ悪くなってしまってしまいましたが、こちらで以上です!最後までお読み頂き、ありがとうございました!