残業体質の改善 - 実際、1日8時間も仕事をしていない件について

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はじめに

最近社内で出た話題の中で、「1日8時間労働」について、そもそもこんなに時間が必要なのか?という議論がありました。そもそも日本で働く以上、1日8時間労働、週に40時間というルールの中でいかに成果を出すかという共通課題には取り組んでいく必要があります。ただそもそもそのルール自体に疑問を持ってみる事で、更に生産性を上げたり、新しい働き方の確立にも繋がるというのが皆様も持たれている大切な視点かとおもいます!

 

本記事の内容

そこで今回は、逆に1日8時間以上、つまり残業が習慣化してしまっている方々に対して、「残業はあまりお勧めできない」という事と「その理由」をセットで共有させて頂きます!残業は一見お客様のためになっているように見えたり、実際そうであったりすることは間違いないのですが、肝心な「自分」という資本を消耗してしまっては、お客様に継続的に質の良いプロダクトやサービスを届け続ける事が出来なくなってしまいます。我々は一時的に貢献を期待されるわけでは無く、継続的に顧客のニーズにこたえ続ける必要があるという使命を持っているからです。

 

 

残業をお勧めしない理由

計画が甘くなる

まず残業をしている事での大きなデメリットは、残業ありきで計画を練ってしまう癖がつく事です。「残業をしたい」と思っている人はいないと思いますが、「時間内に全ての仕事が終わるように計画を練る」という事が出来ている人は意外と少ないと思います。仕事で成績を出すためには、成績に直結する最重要なKPIを探し出して、そこだけに対するアクションをひたすら行い続ける事で結果的に大きな成果を得られます。

なので逆に言えば、8時間以上時間が必要な方は、その結果に直結する数少ない課題をキャッチアップ出来ていないという可能性が高いです。課題発見の方法は以下の記事に載せていますので、「今自分は最上流の課題」を終えているかどうかを再度チェックしてみた方が良いです。ここの課題を掴む事で、1日8時間という労働時間内で、最も成績にインパクトを与える最重要課題に取り組むことができます。

lifehack-sasaki.com

 

人間そんなに集中力が持たない

2つ目の理由として、人は1日8時間を超える時間、集中力を維持するのは難しいのではないかと私は考えます。ただここで重要なポイントは「10時間働いていても、12時間働いていても『重要な仕事を集中して行っている時間』は変わらないのでは無いか」という点です。私自身のスケジュールも、情報収集やMTGなどは最低限で抑え、自分のやるべきこと(最重要KPI)に対していかに時間を取れるかという点だけを考えています。そうすると1日のうち最重要な仕事だけを8時間(ないしそれより少ない時間)だけ集中して行うという習慣を作ることができます。他の時間は情報収集のためのコミュニケーションやメール確認を行い、翌日の8時間の生産性をいかに高めるかの課題に取り組みます。


目標は短期戦の方が達成率が高い

こちらも大切な感覚です。「今から1時間で駅まで行こう」「今日中に資料を3つ完成させよう」「来週までに商談を1つ成約させよう」「来月までに人材を2名投入しよう」のように、期日が遠い目標であればあるほど、達成イメージが不明確になりませんか?

「3日後までに」「来週までに」「来月までに」という言葉は極力使わず、『今日中に何をするか』を常に明確にしておくと、手足の動きが早まります。また期日が遠い案件を捌くときは『今日はここまでやる』『明日はここまでやる』と短期的ゴールを設定して行う事が重要で、そのためにはしっかりと実施スケジュールを組む必要があります。

この点残業がクセになっている人は「とりあえずやれるところまでやる」「出来るだけ早めに終わらせる」など、終了時間が決まっていないケースがほとんどです。”開始時間”を守るのであれば、”終了時間”も守るようにしないと、結局時間通りに始めた意味がなくなってしまいます。

 

無駄に自己評価が上がる

残業を繰り返していると早く帰っている人が羨ましくなったり、仕事を中途半端に残して帰る人に文句を言いたくなります。(私の経験)

ただその背景としては「残業をしてまでお客様のために頑張っている自分を見習え」という考え方が根本にあり、これは完全に間違えた形で自己評価が上がってしまっています。

一時的に残業をして「来月にはこれが無い組織を作る」という目的で行っている残業は組織的にも価値が高いですが、慢性的な残業は良くありません。我々が組織で目指すべきは『時間内でお客様に有益を還元する』という事で、『体を壊してまでお客様へ還元する』は間違えています。

ただ現在こうなってしまっている職場が少なくない以上、我々社会人は残業体質である働き方に疑問を抱き、自分の職場から改善していく必要があります。

 

上司になると部下が地獄

残業体質な上司の下に着くと、自分の努力に関係なく残業をする必要が出てくるケースがほとんどです。また最も悪影響なのが「悪気なく残業をする上司」。この場合「正義感」や「部下を守るため」というのを本気で思っていたとしても、憧れや共感が得られずに離職に繋がったり、着いていこうと頑張った部下が精神や体に異常が出たり、色々と問題が起こる原因になります。

これまでの日本社会がそのような努力を美としてきている以上、確かに全員が変えるというのはお互いに大変かも知れません。だからこそ我々のような若者は、残業体質が身に付く前に仕事を片付け、新しい働き方を体現していく役割があると考えています。

 

やりたいことが出来なくなる

残業が慢性化してくると、プライベートの時間がほとんどなくなってくるはずです。休日も午前中は疲れを取るために寝溜めをし、夕方は翌日のために早めに寝ると考えると、休日の午後前半だけがプライベートになります。

これの最も悪い点は自分のストレス解消が十分に行われず、パフォーマンスが落ちる点です。私も残業体質だった頃は休憩は必要ないと思っているタイプでしたが、しっかりと休みを取るようにしてから明らかに短時間で出せるパフォーマンスが変わりました。同じ成果を出すために集中力の有無は大きな違いになります。

もしまだ経験したことが無い方は、思い切って定時に帰宅を実行し、余計な事をせずにすぐに寝てみて欲しいです。そうすると次の日のパフォーマンスがいつもより良くなることを実感出来ると思います。それを1週間続けたのちに、週末も思い切って仕事の事を考える時間を減らしてみる事がお勧めです。しっかりリラックスした状態で休日を過ごし、次の出勤に向かって下さい。そこでのパフォーマンスを経験してから、休みを取るかこのままの習慣で行くかを決めるのが良いかと思います!

 

残業に正義感を覚えてくる

最後も私が経験した事ですが残業に正義感を覚えてくる現象です。特に上司になったばかりの時、部下の仕事を手伝ったりトップセールスのノウハウを平準化したり、沢山の時間を時間外労働に使っていました。そして結果も出て表彰もされたことで残業に正義感を覚えていたことがあります。

一時的や若い時はこれでも良いと私は思いますが、ある程度年齢が過ぎてくると仕事以外にも時間を使う点が増え、「やれるだけやる」という仕事スタイルが取れなくなってくるまでには「短時間で結果を出す」事に正義感や使命を感じて仕事をしたいですね。

 

最後に

今回は残業体質のデメリットを列挙させて頂きました。全て私の経験談で今も完全に無くなっている訳ではありません。ただ残業を問題視する視点すら持っていなかった時と比べると明らかに課題の質が上がってきました。

これは「追っている目標」が良い目標に変わる事で「悩む課題」もグレードアップされている証拠ですね。

この記事を読んで頂いた皆様も自分の職場で行われている残業に目を向け、不必要な残業の抹消にご協力頂けますと幸いです。それでは、最後までお読み頂きありがとうございました。