佐々木ライフハック

~慶通生の備忘録を綴る~

自覚と変化 ー 毎月目標達成するビジネスマンの共通点

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月末になると、当月の着地合わせが絶望的に不可能な状況に陥っている管理者が残業をしている姿というのは、どんな会社でも見られるのでしょうか。私の聞く限り、それが会社での残業では無く、持ち帰っての作業という形でどの会社でも一定数存在すると思っています。私の部下も、やはりこの時期になると追い込まれているケースがあり、どうすれば良いかと相談を受けます。

そこで今回の記事は、そういうタイミングで行うアドバイスを元に、毎月目標達成するビジネスマンの共通点についてまとめてみます。

 

月末に追い込まれる理由と対策

ここで一度、そもそもなぜ月末に追い込まれるのかという点をまとめておきます。こちらは「パーキンソンの法則」とインターネットで調べて頂ければ出てくると思うのですが「人は求められた成果を出すために、与えられた時間をいっぱいまで使ってしまう傾向がある」という人間の習性を法則化しています。なのでまずここでの結論は、本能のままパーキンソンの法則通りに動いてしまうと、着地がギリギリになるという事です。

 

それでは、この「パーキンソンの法則」を結果に反映させないためには何をすれば良いかという点ですが、これが「自覚」です。ここでいう自覚とは「人は意図的に動かないとサボる生き物である」という事を認識する事にあります。今回の記事は、この自覚の状態である事を前提としたときに、毎月目標達成するビジネスマンはどのような事を自分に言い聞かせているかを考えていこうというものです。

 

毎月目標達成するビジネスマンの共通点

①失敗しても120%、基本常に150%の目標を追っている。

東京大学の倍率をご存知でしょうか?日本一頭の良い学生であっても、目標である「合格」を手に入れることが出来るのはほんの一握りです。また「インターハイに出る」や「地区大会で優勝」、「トイックで800点!」など、様々な目標を決めて日々努力している方も、どれほどの確率で目標達成が出来るでしょうか。

今まで見てきた確実に達成させるビジネスパーソンは、目標が100%で上手く行く事はカナリ難易度が高く、何かあった瞬間に達成し無くなる事を知っています。なので、最初から70~80%の達成率でも「目標は達成する」ように、目標値を120%以上で設定する人が多いです。

この考え方に慣れていない方は「それは高すぎて追いきれない」と感じてしまう部分だと思うのですが、実はこれ『今月必ずそこで着地させないといけない』という訳ではありません。例えば今月の数字を達成したら、来月は目標が上がりますよね、更にその次も上がるように、結局目標値が横ばいのまま行くという人は少なく、必ず右肩上がりになっていきます。つまり、継続的に結果を向上させていく仕組みをつくる事が大切であり、いずれ手を付けないといけない課題です。

なので、今月当月の目標値だけを追ったとしても月が変われば更に高い目標になるので、毎回その度考えなくて良いように、早めに次の行動をしておくという事ですね。そう考えて行動すると、1→10にするより、実は1→100にする方が簡単という事は結構あります。ぜひ、体感してみて頂きたい点です。

 

②少なくて月1回、大体2回程振り返り日を決めている。

以外とやっていない人が多い「進捗チェック」です。あらかじめ決めておいた月の折り返し地点、10日と20日など、その方の経験上ベストなタイミングで振り返りを設置していることがほとんどですね。その際は①ペースの確認と②目標の修正を行います。この②で更に二つに分かれるのが、”A、目標を180%に上げる方”と”B、翌月の目標を追う方”とで分かれます。

ここでのポイントは”必要だと判断したら大きく行動を変化する”事です。チェックポイントを置く目的は確認では無く行動変化なので、そこで少しでも「怪しい」と思ったら怪しいポイントを深掘って、心配が無い状態にしてから走り出すようにしています。また「行ける」と思った時もそれを信じて行動変化をすると結果が付いてくることが多いです。

 

③中長期の課題に対しても、行動を行っている。

最後に「中長期課題」への取り組みです。今回のお題は『毎月目標達成する』というテーマですが、目標というのはほとんどの場合四半期か半期で置かれている事が多いです。1ヵ月で成績2倍と言うのは簡単な仕事では無いですが、半年かけて1.5倍であればいくらでも方法はありますよね。

なので今月の成果を追うのと同じように、来月再来月に数字を1.5~2倍にするように考えるだけで「今は必要無いけど、その時必要になる」課題が早い段階で発見出来るんです。ここに早い段階で取り組む事で、結果として①のように120%~150%の結果に到達出来る事があります。

 

最後に

「読書習慣」や「早起き習慣」なども共通点の一つになると考えたのですが、目標達成に直接作用するもの、密接にかかわっているものをより具体化してみました。本記事のポイントは「意図的に自身を活用する」という思考で、目標達成しないケースの多くは「怠惰」であったり「期日遅れ」だったり、工夫でどうにかなる事が原因になるケースが多いと感じます。ただそれは本当にサボっている訳では無く、そうなる事を前提に考えたプランをあらかじめ練っていないからという点にあると私は考えています。

良い意味で「自分はそんなに優秀な人間では無い」という自覚を持つ事で、自分が完璧に出来ない時の事を想定して必要以上の準備をするイメージです。「計画はネガティブに。」はとても大切な言葉ですね。最後までお読みいただきありがとうございました。素敵な一日をお過ごしください。