未来視コンテンツ/保存版ーLBC作成による逆算思考とタイムマネジメントのトレーニング

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未来視コンテンツとは

私佐々木が職場で行っているトレーニングの1つ。「現時点で創造し得る、人生の最大ゴール」を見える化するというLBC(Life Balance Circle)の作成ワークを行う。現状と目標の正しいギャップを把握することで「今日の24時間をいかに有効に使うか」というトキの感覚を受講者に与え、ワーク全体の流れから逆算思考の組み立てを管理者と受講者が共有する。それにより受講者が内発的に”トキの感覚”を得られることと、”逆算思考”のトレーニングが出来ることが得られる成果である。主に新入社員やインターン生など社会人歴が浅いメンバーを対象に行う事で、受講者の成長基盤をつくることを目的としています。

あくまで私が個人的に作ったワークに過ぎませんので、効果が保証されているものではありません。もし活用できる点がありましたら、一部分でもご活用頂きご自身の課題解決や部下の教育に使って頂けますと幸いです。

※LBCとは:様々な機会に別名称で扱われています。 7つの習慣であれば「終わりを思い描くことから始める」のページに乗っており、また別のコンサルでは「バランスサークル」などとも表されています。

 

 

未来視コンテンツで得られる成果

1、トキ感覚が得られる

 → 最も大きな成果です。「あなたの人生残り何時間ありますか?」という質問から「趣味に充てれる実質時間」などトキに対する尺度をそろえる事で、「時間を有効に使う必要性」を感じてもらうことを目指します。詳しくは後述させて頂きます。

2、逆算思考が得られる

 → 最も大きな枠(人生)で考えたのち「今月のLBCをつくる」というワークを行います。それによって大きな枠(人生)の中に小さな枠(今月)がある事に気づきを与え、最終的に得たい成果から月々の目標を設定するという思考回路を身に付ける事を目指します。

3、共通言語が手に入る

 → 「LBC」や「逆算思考」などを全員で学ぶことで言葉の解釈が一致します。言葉の背景にある前提や注意点などが分かっていることで1on1を行う際なども「LBCの進捗はどうか」などヒアリングすることが出来ます。

 

未来視コンテンツ

① 人生を時間単位でみる

「20歳~80歳の60年間は全部で何時間でしょうか?」ここで80歳としているのは、今我々20代の世代が80歳になる頃には全く新しい常識の中で生きています。特に65歳定年は即座に無くなる常識と考えた時、長めにみて80歳まで働く事を前提に考えます。

【総時間】525,960時間「(60年×365日+15日(閏年))×24時間=(21,915日)×24時間」

【労働時間】125,228時間「(21,915日÷7日)×5日×8時間」

※若い時の労働時間は8時間を超え、65歳以降の労働時間は8時間を切ると想定したとき、均して8時間で計算しています。

【睡眠時間】131,490時間「21,915日×6時間」

【生活時間】131,490時間「21,915日×(1時間(お風呂+歯磨き等)+1時間(準備、着替え等)+2時間(朝昼夜の食事)+2時間(移動))」

【残り】137,752時間(一日辺り、6.28時間)

この時点では約14万時間が長いのか、短いのか、まだハッキリわからないと思います。これから自分の人生でやりたいことを明確にする過程の中で、この時間をどこに充てていくのかを考えていきましょう。

 

② 人生でやりたいことリスト100

「やりたいことを100個上げてください」と言っても、すぐに100個埋まる人は稀です。このトピックの目的は未来を見る、未来のゴールを見るトレーニングで、思いつく限り「人生でやりたいこと」をリストアップしていきます。私たちのような管理職者は普段からVISIONやMISSION、VALUEといった定性的な事を考える機会がまだあるので出やすいですが、普段目の前の日常業務を行っているメンバーは100個埋めるのに時間がかかります。

この時点で100個埋まらない場合、次回までの宿題にしています。値が決まっているお題である以上、結果点まで責任を持ってやり遂げるという事も一緒に教育していくという意図です。

 

③ 自身の持つ役割を整理

やりたいこと100を作成後、それらを参考にLBCの中心部分に位置する「役割」を決めていきます。「父親」「夫」「息子」「上司」「親友」などです。またここは役割でなく「カテゴリ」で分けても大丈夫です。「家族」「趣味」「仕事」「旅行」「健康」「お金」などです。最低8~10個ほど用意すると良いです。

ここのゴールとしてはそれらが全部成し遂げられれば、自分の人生が楽しかったと言えるイメージを湧かせることです。自分が作った「役割」や「カテゴリー」を見て、漏れが無いかを確認しましょう。

 

④ それぞれの役割が目指すゴールの明確化

役割(カテゴリ)分けが出来たら、それぞれのゴールを設定しましょう。ゴールの数はいくつあっても大丈夫デスが、各カテゴリに2つか3つが良いと思います。あまりに多いと最も得たいものが見えづらくなってしまいます。

私の場合「仕事」「家族」「健康」「お金」「学問」「経験」「音楽」「趣味」の8カテゴリを設置し、それぞれゴールを2つずつ置いています。

例えば「仕事」『私は生活費の全てを副業で賄い、本業は「今の社会に本当に必要な事」を判断して同じ志を持った仲間とプロジェクトに取り組んでいる。特に未来を担う若者への投資は惜しみなく行っている。』

「健康」『60歳になった私は、夏の暑い日に息子と孫と海に出かけ、体力の心配をされること無く適度に鍛えられたに海パンを履いて海水浴を楽しんでいる。』

という例です。

出来るだけ分かりやすいゴール設定が理想なので、文頭は「私は、○○歳の私は」から開始し、文末を「~している」という未来進行形で書くのがコツです。「○○したい、○○を目指す」は目標になってしまい、今回得たい「逆算思考」の考え方ではなくなってしまいます。LBCはいつでも何度でも書き換えることが可能なので、現時点で最高だと思う事をとにかくアウトプットしましょう。最初に作ったやりたいことリスト100も参考にしてください。

 

⑤ ④で作ったゴールのグレードアップ

ゴール設定が終わったら、そのゴールを更に高いものに変更しましょう。最初から高く設定している人はそのままでも大丈夫です。ただほとんどの場合現状を加味した上での目標設定をする人が多いですが、このゴール設定に現状の考慮は不要です。どんなに大きな目標でも「現状とのギャップ」を正しく認識出来れば、それに合わせた課題とアクションプランを設定することになるだけです。

なのでここで書くゴールは果てしなく、届かないくらい大きいもので大丈夫です。私の「若い人材の支援」もまだまだ自分も余裕で○千万投資などできませんが、そうなっていたいという基準でゴール設定をしています。

 

⑥ LBC清書

③~⑤で作成してきた内容を1つにまとめます。まず円を二つ書いて内側の円に役割(カテゴリ)、外側の円にゴールを記載していきます。エクセルで行う場合は箇条書きでも大丈夫です。①~⑤を見直しながら行う事で「もっと大きく出来る目標」や「あんまりテンションが上がらないから本当は優先度が低いのかも」など沢山の気づきがあると思います。そう言った家庭を経て、自分のLBCをまずは完成させましょう。

 

⑦ ⑥を参考に今月のLBCを作成する

外枠(人生のゴール)が決まったら、それに合わせて今月のゴールを設定してみましょう。「家族」の中で親孝行にまつわるゴールがあれば、「今月プレゼントを買って帰る」などのゴールを。「友人」の中で友好関係を深めるゴール上れば、「第一回同窓会」などのゴールを。と言ったイメージです。

多くの人が「20代は仕事だけに集中」など視野を狭めてパフォーマンスを上げる動きをします。これは決して間違いでは無く、自分もそのタイプでした。ただそのタイプでありばがらも、目の前のMISSIONだけではなく、長期的に人生のキャリアアップを考えていたからこそ、20代で管理職をやりながら土日休みを頂いて学校にも通えて、こうやって少しは成功体験を発信できるようになりました。なので「仕事だけ」に集中することは大事なのですが、それと同時に大枠のLBCを頭で持っておかないと、『自分以外の誰も、自分の未来を作ってくれる人はいません。』人生の責任は最終自分に有ると考え、未来のこともしっかりと考えるようにしましょう。

そしてここでようやく、一番最初の【残り】137,752時間(一日辺り、6.28時間)という数字が大切になります。1日約6時間と聞くと思ったより時間が余っているように感じませんか?実際にその通りで1日1時間の勉強習慣をつけるのが難しいわりに意外と時間があります。

ただそれと同時に「残り約14万時間しかない」という感覚も得られませんか?LBCを作成するとそれなりに時間がかかりそうなゴールが沢山出てくると思います。この残り約14時間の中には当然「旅行中の時間」や「デート中の時間」も、更には「子供と遊ぶ時間」「夫婦で過ごす時間」も含まれます。計画するとしないで、だいぶ人生の質が変わるという事に気づいて頂けましたでしょうか?

 

⑧ 今日からできるアクションプランを決める

大枠(人生)のLBCと、小枠(今月)のLBCが完成したら、小枠(今月)のLBCを達成するための具体的アクションプランを決めていきましょう。

※本来「立ちはだかる障壁」から考えるべきですが、ここでは省きます。

「家族」であれば「電話する」、「友人」であれば「LINEグループを作る」、「勉強」であれば「英語を10単語覚える」など、そういった今月のゴールを達成するためのアクションプランを立てます。

ここで大切なのは「今月の達成は大枠の達成に繋がっている」ことを実感していることです。「今まで人生のゴールに紐づけて目標設定をしたことが無かった」という声を多くいただいていますので、ここまで実行する事で自分の目標に対する「責任意識」も自然と芽生える印象があります。

 

最後に

組織を運営する上で仕組みやルールを作ったり研修教育でスキルを高めたり様々なアプローチをしますが、その根本には「お互いの信頼」が必要不可欠です。この「お互いの信頼」を築くためには「お互いを尊敬する意識」だけでなく『必要最低限必要な知識と考え方と能力を備えている』という前提がありますよね。

ただこの「必要最低限の知識と考え方と能力」は人によって定義が曖昧なので、放っておくと「教育が得意な組織」と「教育が苦手な組織」で大きな差が生まれてしまうので、私の場合は『登竜門』研修の位置づけで本コンテンツを準備した次第です。

全員が一度は通っている研修というものをいくつか準備する事で「人材の最低ラインが上がり、更に言語も統一された状態で現場入り出来る」という、企業にとっても対象者にとってもメリットがある形が作れています。

ここまで話した内容は「やった方がいい」という点に気づいていながらも「時間」や「費用」の障壁でやってない企業が多い印象です。今回の記事が何かそういった新しいアクションのきっかけに、また何か新しい学びを提供できればそれ以上のことはありません。最後までお読み頂きありがとうございました。